【CASE2】年収1800万円→2000万円(整形外科求人)
先生の希望であった「スポーツ整形の専門外来」を、医療機関側に交渉し新設してもらいました。入職後は他科とも連携を深め、意欲的に勤務されています。
40代前半・男性(整形外科求人)
転職コンサルタントへのインタビュー
先生とのファーストコンタクトについて教えてください。
当社で支援したことのある先生からの紹介でお会いしました。
専門はスポーツ整形で、医局に所属されていましたが、経済面の希望と、診療面の夢との両立に限界を感じられていました。そこで、診療面で融通のききそうな、整形外科常勤医が不在の小規模病院への転職を支援しました。
その病院で勤められて4年ほど経った頃、転職を考えているという相談をいただきました。
働き続けるなかで、病院全体の今後の方向性と地域における機能を考えると、これ以上のステップアップは難しいと感じられていました。
面談ではどのようなことをするのでしょうか。
1回目の支援の際に先生の希望を聞いてはいますが、初心に戻って、通常の初回面談と同じように、先生の現在の状況と希望を伺いました。
先生はスポーツ整形のなかでも、アメフトが専門で、あるチームのドクターもされています。
スポーツ整形という専門性をより発揮するためには、アスリートの方々が通いやすい立地もポイントの一つです。
メディカルチェックの際には内科の先生から協力してもらうなど、病院全体としてスポーツ整形を理解しサポートしてくれる体制も必要です。
アスリートが、ケガをしてもケガをする前と同等かそれ以上の状態にもっていくためには、設備を整え、療法士やトレーナーも揃えなければなりません。
面談では単に待遇面の条件にとどまらず、どのような施設でどのようなイメージを持っているか、かなり細かくヒアリング、協議し、先生とイメージを共有します。
どのような求人をご提案したのでしょうか。
スポーツ整形という希望の先生に対して、市場に出ている既存の整形外科の求人では該当するものが少ないため、具体的な求人をご提案する前に、先生と私の持っているイメージを共有することから始めました。
可能性のある選択肢
- 大きな総合病院(200~300床規模)で、設備が整っているところ
- 中小規模の病院で、体力のありそうなところ
- 小規模の病院で一人整形外科医
- スポーツ整形専門のクリニック
- 開業
それぞれについてメリット・デメリットを含めてご説明しながら、どのような医療機関であれば、先生の理想を実現できそうなのかをお聞きしました。チームドクターをしているサッカーチームの選手が通いやすいエリアにある、前よりもう少し規模の大きな病院、とイメージが明確になりました。
初回面談の後は、どのように進めていったのでしょうか。
条件に合った病院を求人のある・なしに関わらず、20ほどリストアップしました。一つひとつ先生と検証、協議し、結果的に、2つの病院に絞られました。
A病院
整形外科の常勤医師は1人だったため、整形に力を入れたいという意向がありました。後から分かったことですが、昔(何十年も前)、スポーツ整形を標榜していたことがあり、理解がありました。
B病院
特色を出し、新しいことにチャレンジしたいという傾向の病院で、こちらも整形外科の常勤医師は1人でした。タイミングが合えばスポーツ整形を始めることにも好意的な印象でした。
まず面接をしたのはB病院でした。経営層の先生と事務の担当者と、先生のご自宅の近くで行われました。先生から、自分のやりたいことについて、何が必要なのか、思いの丈を語っていただきました。事前の打合せでは好意的な印象でしたが、微妙なニュアンスや双方での優先順位が合わずに断念しました。
数日後、A病院の面接は理事長と事務方と病院で行いました。こちらは、地域の他の大病院との差別化を図るためにも、スポーツ整形を始めることに賛同していただき、専門に限らず、一般整形外科としても大きな期待をかけていただきました。
内定から入職までの流れを教えてください。
面接での印象も踏まえ、A病院との話を進めていくことが決まりました。
次の段階では、先生と面談を重ねながら、スポーツ整形を始めるにあたって、病院に準備していただきたい人材や設備、勤務条件の希望、スケジュール等の調整をしました。それをもとに、先生から病院へ、現勤務先での実績なども例示しながら、説明していただきました。
7月初旬に面談、9月末に勤務が決定してから、12月までに受け入れ準備を整えて、1月から勤務を開始されました。
入職後の様子はいかがでしたか。
「新事業の立ち上げ」のような意味合いもありましたので、当初は月に2~3回くらい会いに行ったり、連絡したりしてお話をうかがいました。その後も、時間の経過のなかで、予想外のことがあったり、スポーツ整形が一般整形に比べると、思ったほど伸びなかったり、ということはありますが、やりがいを持って働かれています。他科の先生との連携も取りやすく、安心して働くことができているようです。
成功事例
Case 1
40代後半・男性(整形外科) 整形外科求人
年収1,600万円
年収1,800万円
「もう少しゆったりと働きたい」という先生の希望に対して、地域に詳しい担当者が協力しながら働き方をご提案しました。入職後は、病院からの評価が高く、双方にとって満足度が高い結果となりました。
Case 2
40代前半・男性(整形外科) 整形外科求人
年収1,800万円
年収2,000万円
先生の希望であった「スポーツ整形の専門外来」を、医療機関側に交渉し新設してもらいました。入職後は他科とも連携を深め、意欲的に勤務されています。
Case 3
30代後半・男性(消化器外科)外科求人
年収1,200万円
年収1,500万円
転勤の多い医局を離れて、家族との時間を大切にした働き方を希望されていました。今ではチームリーダーとしてバリバリ勤務されています。
Case 4
50代後半・男性(消化器外科)クリニック院長求人
年収1,800万円
年収2,200万円
大学で指導的立場にあった先生が、「在宅医療」で新たな生きる道を見つけ、今ではクリニックの院長としてイキイキと活躍されています。
Case 5
60代後半・男性(麻酔科)麻酔科部長求人
年収1,600万円
年収2,000万円
ネックになると思われた年齢がプラスに働き、麻酔科だけでなく、他科とのコーディネート役としてもやりがいを見つけ勤務されています。