徳島県は「東部I」「東部II」「南部I」「南部II」「西部I」「西部II」の6つの二次保健医療圏で構成 されます。
人口10万人に対する病院数は14.9と全国平均を大きく上回ります(平成27年 厚生労働省「都道府県-指定都市・特別区・中核市(再掲)別にみた施設数及び人口 10 万対施設数」) 。人口10万人当たりの医師数も非常に多く 、医療資源が充実しているといえます。
医師の分布は、南部I・II医療圏の人口10万人に対する医師数は247.2人、西部I・II医療圏は187.6人であるのに対し、徳島市のある東部I・II医療圏は308.9人と全体の7割が集中しています(平成26年2月 徳島県『徳島県地域医療再生計画』) 。医師の偏在化は徳島県の課題です。
このような状況から、徳島県は医師の確保のため、地域医療を担う若手医師のキャリア形成支援や配置調整の取り組みが進んでおり、特に常勤が可能な転職希望者に対して好待遇の求人が多いです。
徳島県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 徳島県 | 全国 | 徳島県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 1450万円 | 1227万円 | 223万円 |
女性 | 885万円 | 1016万円 | -131万円 |
徳島県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 徳島県 | 全国 | 徳島県-全国 |
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退職医師の補充 | 14.10% | 17.50% | -3.40% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 23.20% | 27.80% | -4.60% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 22.30% | 16.20% | 6.10% |
休診中の診療科の再開 | 3.10% | 2.30% | 0.80% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 1.80% | 2.20% | -0.40% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 8.80% | 8.40% | 0.40% |
救急医療への対応 | 13.90% | 14.10% | -0.20% |
正規雇用が望ましい | 4.60% | 8.40% | -3.80% |
近々医師の退職の予定があるため | 7.90% | 2.90% | 5.00% |