- 大・中規模病院が多く、多くの求人があり好条件も期待できる
- 首都圏や名古屋市に近く、JR東海道新幹線、東名高速道路、国道1号線が通る静岡県は、東西交通の要衝としての機能を担っています。
医療施設や医療スタッフも、東西に貫通する鉄道、幹線交通路沿いの地域に集中する傾向があり、求人を探す場合は、この周辺を中心に探すとよいでしょう。
静岡県の人口10万人当たりの医師数は、186.5人と全国平均の226.5人を大幅に下回り、医師不足が顕著になっていますから、求人の募集は多く、好条件求人も期待できます。東海地方に位置する静岡県。静岡県の医師数/医療施設数は、平成23年度「静岡県地域医療再生計画」によれば、6993人(医師数)、 187施設(病院数)、そして病床数は約4万病床となっています。
医師数は最近10年間で17.6%増加していますが、人口 10 万人当たりの医師数は 184.0人で、全国平均の 224.5人と比較すると2割ほど下回っています。
医療施設の内訳は、一般病院が 85(約2万床)、療養病院が 70(約1万床)、精神科病院が32(約7,000床)、結核病床を有する病院が6(約200床)、感染症病床を有する病院が 11(約50床)です。
また、人口10万人対病院数を調べた厚生労働省のデータでは、静岡県は4.8施設となっており、全国平均の6.9施設にも及んでいません。小規模病院の数も平均以下になっていますが、中・大規模病院が「平均以上」にあるのが特徴です。
例えば、700以上の病床数を誇る静岡県立総合病院と聖隷浜松病院、900以上の病床数を誇り世界基準JCIの認定を受けた総合病院聖隷三方原病院もあります。こうした規模の大きな病院は、充実した教育体制、最先端医療、手厚い福利厚生など労働環境がよい傾向にあるので、安定した場所で働きたい医師の方は、大規模病院の求人を検討してみることをおすすめします。
静岡県は「賀茂」「熱海伊東」「駿東田方」「富士」「静岡」「志太榛原」「中東遠」「西部」の8保険医療圏で構成されています。県内の一般病床は22,047床、療養病床11,270床、精神病床は7,087床となっており、人口 10 万人あたりの一般病床数は582床となっています(平成 21 年4月1日現在 静岡県の公表資料による)。全国的に見ると比較的病床数が少ない地域といえるでしょう。平成20年末における医師数は6,993人で、10年間で17.6%の増加、2年間で4%の増加が認められていますが、病院に従事している医師数は108.9人です。全国平均 が136.5人であることを考えると、医師不足が否めない状態です。これを踏まえて静岡県では、医師を増加させるために医師の負担軽減や、魅力的な研修プログラムを検討しており、医療関係者および行政が一体となって、さまざまな対策を講じています。出産や育児で現場から離れた女性医師を対象にした再教育支援も進められているのも同県の特徴と言えるでしょう。常勤の求人募集をはじめとして、他県からの転職希望者も多く受けています。