滋賀県は「大津」「湖南」「甲賀」「東近江」「湖東」「湖北」「湖西」の7つの二次保健医療圏で構成されます。
現在の入院患者の動向を見ると、救急患者および、脳卒中や心筋梗塞など急性期患者のほとんどは上記の二次保健医療圏内で完結している状況です。患者が大病院に集中することもなく、圏域すべての医療提供力が高いところが特徴です。
滋賀県は以前より産科・小児科・麻酔科の医師の確保を行ってきたので、全国的に見ると医師の数は増加していますが、湖東保健医療圏では産科および小児科が、甲賀保健医療圏では小児科および麻酔科が減少傾向にあります(平成25年 滋賀県『滋賀県保健医療計画』)。このような医師の偏在化を解消するため、同県は「滋賀県医師キャリアサポートセンター」を設置し、医師のキャリア形成支援に注力しています。今後専門医として技術を磨きたい方にとって、働きやすい環境にあるといえます。常勤・非常勤を問わず求人募集が盛んで、転職しやすいのも同県の魅力です。
滋賀県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 滋賀県 | 全国 | 滋賀県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 1058万円 | 1227万円 | -169万円 |
女性 | 1085万円 | 1016万円 | 69万円 |
滋賀県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 滋賀県 | 全国 | 滋賀県-全国 |
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退職医師の補充 | 16.00% | 17.50% | -1.50% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 28.10% | 27.80% | 0.30% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 15.60% | 16.20% | -0.60% |
休診中の診療科の再開 | 1.90% | 2.30% | -0.40% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 2.40% | 2.20% | 0.20% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 9.90% | 8.40% | 1.50% |
救急医療への対応 | 12.60% | 14.10% | -1.50% |
正規雇用が望ましい | 10.00% | 8.40% | 1.60% |
近々医師の退職の予定があるため | 3.50% | 2.90% | 0.60% |