- 全国一位の医師数、大規模病院・診療所数も全国平均を大きく上回る
- かつては、日本の中心地として栄えた京都府。その伝統と歴史は、今も街並みに色濃く残っています。
京都府の医療事情で特筆すべきことに医療スタッフの充実があります。人口10万人当たりの医師数は296.7人。これは全国第1位の数値になります。
また高度な教育体制、充実した福利厚生で知られる、京都大学医学部附属病院や京都府立医科大学附属病院、京都市立病院など大学病院・公立病院なども複数あるので、求人や労働環境に恵まれた県であるといえるでしょう。いにしえより日本の中心として栄えてきた京都府。京都市内には多くの世界遺産が点在していて、市全体に古都の雰囲気が漂います。京都府は日本屈指の観光地のひとつであり、寺社仏閣、京料理、自然、伝統芸能、祭りなどを求めて世界中から観光客が集まります。京都人の話すおっとりとした京都弁や物腰の柔らかな仕草も魅力的で、人気の居住エリアとなっています。
京都府の医療事情は高度に充実しています。まず人口10万人当たりの一般診療所数は95.7施設。これは全国平均の77.6施設を大幅に上回ります。人口10万人当たりの医師数でも296.7人と全国平均(226.5人)を大幅に上回っています。
一般診療所だけでなく、大規模病院も充実しているのが京都府。病床数が1,000を超える“超”大規模病院は京都大学医学部附属病院と京都府立医科大学附属病院があります。400病床以上の大規模病院も京都医療センター、舞鶴医療センター、公立南丹病院、京都第一赤十字病院、京都市立病院、京都第二赤十字病院、長岡ヘルスケアセンター、宇治おうばく病院など全国平均以上にあります。
小・中規模病院数は全国平均よりも下回りますが、それでも多くの求人の中から、自分好みの職場を見つけやすいところといえるでしょう。
京都府は「丹後」「中丹」「南丹」「京都・乙訓」「山城北」「山城南」の6つの二次医療圏で構成されます。
京都府の医師数は、全国と比べても高い水準にあることで有名です。平成26年12月末時点の医師数は8,037人です。人口10万人に対する医師数は307.9人であり、これは全国平均の233.6人を大きく上回ります。また、医師数8,037人のうち、女性医師数は1,763人を占めます。人口10万人に対する女性医師数は67.5人なので、全国平均の47.6人と比べるとこちらも大きく上回っていることが分かります。つまり、京都府は女性にとっても転職しやすい地域といえます。
このように、全国的に見ると非常に恵まれた環境にある京都府ですが、平成16年度から導入された新しい医師臨床研修制度の影響によって医師不足が問題となっています。なかでも、小児科や産科などの医師が減少傾向にあります。そのため、常勤・非常勤を問わず求人募集が活発です。