京都府は「丹後」「中丹」「南丹」「京都・乙訓」「山城北」「山城南」の6つの二次医療圏で構成されます。
京都府の医師数は、全国と比べても高い水準にあることで有名です。平成26年12月末時点の医師数は8,037人です。人口10万人に対する医師数は307.9人であり、これは全国平均の233.6人を大きく上回ります。また、医師数8,037人のうち、女性医師数は1,763人を占めます。人口10万人に対する女性医師数は67.5人なので、全国平均の47.6人と比べるとこちらも大きく上回っていることが分かります。つまり、京都府は女性にとっても転職しやすい地域といえます。
このように、全国的に見ると非常に恵まれた環境にある京都府ですが、平成16年度から導入された新しい医師臨床研修制度の影響によって医師不足が問題となっています。なかでも、小児科や産科などの医師が減少傾向にあります。そのため、常勤・非常勤を問わず求人募集が活発です。
京都府の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 京都府 | 全国 | 京都府-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 1296万円 | 1227万円 | 69万円 |
女性 | 1645万円 | 1016万円 | 629万円 |
京都府の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 京都府 | 全国 | 京都府-全国 |
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退職医師の補充 | 24.60% | 17.50% | 7.10% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 31.10% | 27.80% | 3.30% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 15.90% | 16.20% | -0.30% |
休診中の診療科の再開 | 1.10% | 2.30% | -1.20% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 2.20% | 2.20% | 0.00% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 5.10% | 8.40% | -3.30% |
救急医療への対応 | 11.30% | 14.10% | -2.80% |
正規雇用が望ましい | 6.80% | 8.40% | -1.60% |
近々医師の退職の予定があるため | 2.00% | 2.90% | -0.90% |