現在、ほとんどの都道府県で医師不足が問題となっています。そして、特に小児科と産婦人科の医師が不足傾向にあります。両医療科目は「緊急性が高い」という点で共通しています。子どもは急に体調が悪くなったり、病状が変わることが多く、夜間の救急搬送が珍しくありません。産婦人科も同様で、出産に対応するためには夜間当直が必須です。ともに社会的意義の高い分野ですが、労働環境が過酷であることから、健康を崩してしまうことが多々あります。また、勤務時間が不定期であるため、育児中の医師が働きづらいのも原因です。そこでQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を重視する医師に注目されているのが「夜間当直なし勤務可」という求人です。原則として病院が定めている診療時間内で勤務を行い、特別な場合を除いて夜間当直が求められることはありません。勤務時間が固定化できるので健康管理がしやすく、育児に専念しやすいのも魅力です。人員募集も盛んに行われており、転職のチャンスが多い求人といえます。