所属・役職は取材当時(2019年3月)のものです。
泌尿器科診療の実績を足がかりに、他の診療科の充実も図る常磐病院。
福島県いわき市にあるときわ会常磐病院。院長で泌尿器科医の新村浩明(しんむら・ひろあき)医師は、手術と診察の時を除くと、ふだんはアロハシャツ姿で仕事をしている。しかも、ユニフォームとして身にまとうのは、鮮やかなアロハシャツにとどまらない。月に一度、ちょんまげにはかま姿といった日本の時代劇の主人公などに扮装して、ボランティアで高齢患者宅を訪れ、見回り活動もおこなう。派手で、奇抜で、けれど、ユーモアもたっぷり感じられて・・。そんな“院長スタイル”の内側に、新村氏のどんな思いや考えが隠れているのか。常磐病院でじっくりと話を聞いた。
1967年生まれ。富山医科薬科大学(現・富山大学)医学部卒業。東京女子医科大学腎臓病総合医療センター入局後、同センター泌尿器科助手となり、2005年東京女子医科大学大学院卒業。同年9月、医療法人社団ときわ会いわき泌尿器科へ赴任。11年6月より公益財団法人ときわ会常磐病院に勤務。15年9月から現職。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医・泌尿器ロボット支援手術プロクター、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本透析医学会専門医・指導医、日本臨床腎移植学会認定医、日本移植学会移植認定医、日本核医学会PET核医学認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医。医学博士。
新村浩明氏の主な論文子どもの不登校が社会問題となるなか、不登校特例校の「こころの校医」に就任
加藤善一郎 (岐阜大学大学院医学系研究科小児科学・岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科構造医学 教授)
フィットネスジムとの連携でスポーツをする患者のパフォーマンス向上を助け、子どもたちの体力向上を目指す事業も構想中
河野秀樹 (医療法人こうの会理事長・こうの整形外科院長)
呼吸器内科医から患者安全専従医師へ転身。患者安全の黎明期を築く
長尾能雅 (名古屋大学医学部附属病院副病院長・患者安全推進部教授)
新型コロナウイルス院内感染の艱難辛苦を経て、これからの緩和ケアを見据える
廣橋猛 (永寿総合病院 がん診療支援・緩和ケアセンター長)
腎移植レシピエントの腎臓内科医がたどり着いたのは、医療者と患者さんの間のギャップを埋める活動
村上穣 (佐久総合病院佐久医療センター腎臓内科副部長)
骨軟部腫瘍医としての経験を踏まえ、「がんロコモ」プロジェクトを牽引
河野博隆 (帝京大学医学部整形外科学講座主任教授・同附属病院副院長)
総合診療医としてアルコール健康障害対策に力を入れる
吉本尚 (筑波大学医学医療系地域総合診療医学(附属病院総合診療科)准教授)
長年取り組む世代間交流プログラムで「三方よし」の効果が判明
藤原佳典 (東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム 研究部長(チームリーダー))
コロナ禍、存在感を増す産業医 その真髄は労使双方の発展と幸せの実現
宮本俊明 (日本製鉄株式会社東日本製鉄所統括産業医・同君津地区総括産業医)
コロナ対処医療を継続させながら地域の日常医療を取り戻す「復興策」の構築に専心
阿南英明 (神奈川県医療危機対策統括官・藤沢市民病院副院長)
コロナ禍にフルフェイスシールドを医療現場へ無償提供する活動を展開
中島清一 (大阪大学大学院医学系研究科 次世代内視鏡治療学共同研究講座特任教授)
世界を視野に入れ、外科臨床の実践を極めつつ、がん免疫療法の臨床試験を進める
河野浩二 (福島県立医科大学消化管外科学講座主任教授)
救急医の一方で、25年にわたり、山谷で診療し、サリン被害者とも向き合う
石松伸一
(聖路加国際病院副院長・救命救急センター長)
市中病院で「COPD・SASセンター」を開設
呼吸リハビリテーションに力を入れる
宮尾直樹
(日本鋼管病院COPD・SASセンター長・内科総括部長)
「遺族外来」でがん患者遺族の心の治療とケアを続ける
大西 秀樹
(埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター精神腫瘍科教授)
意識障害治療で世界をリードする脳神経外科医を目指す
森田 功
(藤田医科大学医学部脳神経外科教授・意識障害回復センター長)
2018年イグ・ノーベル賞を受賞し内視鏡医として自身を使い切る覚悟をもつ
堀内 朗
(昭和伊南総合病院内科診療部長・消化器病センター長)
医療現場の貴重な映像と証言を用い
阪神・淡路大震災の体験を語り継ぐ
水谷 和郎
(神戸百年記念病院心大血管疾患リハビリテーションセンター センター長)
神経病理医としてブレインバンク活動に打ち込む
齊藤 祐子
(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部臨床検査科 医長)
市民を交えたがん患者への意思決定支援 その着想がCo-Minkanに結びつく
横山 太郎
(横山医院 緩和ケア内科・腫瘍内科医師)
精神医療の現場でAIの応用に挑戦
薬物療法と精神療法にも取り組む
宗 未来
(慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室 助教)
多系統萎縮症を患いながら、放射線科のトップとして組織運営に力を注ぐ
髙橋 康二
(旭川医科大学放射線医学講座教授・旭川医科大学病院放射線部長)
地方自治体と大学との連携事業の一端を担う、新しいタイプの産婦人科クリニックを運営
中村 朋子
(このはな産婦人科 院長)
開業医のレベルアップにつなげるため
いくつもの“秘策”を打ち出し手堅く実行
髙田 哲也
(医療法人社団なかよし会 日吉メディカルクリニック理事長・院長)
「ポリファーマシー外来」の新設を提案し、多職種チームで活動を展開中
矢吹 拓
(国立病院機構 栃木医療センター 内科医長)
「石巻圏合同救護チーム」リーダーが今、取り組むのは、東北地区の地域医療体制の再構築 石井 正 (東北大学病院 総合地域医療教育支援部教授)
「国を癒す」ため、日々、死因究明に取り組み、後進の育成に心血を注ぐ
岩瀬 博太郎
(千葉大学大学院法医学教室教授・法病理医)
市民に快適なおしり生活を送ってもらうため「おしり解放運動」にまい進
羽田 丈紀
(おなかクリニック おしりセンター部長)
エンターテインメントに着目し、異色のリハビリ用ゲーム機を開発
高杉 紳一郎
(九州大学病院リハビリテーション部診療准教授)