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【第21回】水谷 和郎

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水谷 和郎

神戸百年記念病院心大血管疾患リハビリテーションセンター センター長

医療現場の貴重な映像と証言を用い 阪神・淡路大震災の体験を語り継ぐ

「平成」最後の夏、豪雨、台風、地震と、日本列島は、大規模な自然災害に立て続けに見舞われた。その23年前の平成7年1月17日午前5時46分。阪神・淡路大震災の発災時に、兵庫県立淡路病院(現・県立淡路医療センター)で当直をしていた内科医の水谷和郎(みずたに・かずお)医師は、被災地の医師として戸惑いながら手探りでおこなった災害医療の体験を医療者らに伝えるため、今も各地に出向いては地道に講演活動を続けている。あの朝の淡路病院の様子をとらえたビデオ映像と自らが手がける証言集を携えて。重ねた講演の数は100回を超えている。

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プロフィール

1964年生まれ。山口大学医学部卒業。1992(平成4)年から96年まで兵庫県立淡路病院内科に勤務。神戸大学医学部医学研究科大学院病理学講座Ⅰ、神戸大学第一内科医員、兵庫県立姫路循環器病センター循環器内科を経て、2010年より神戸百年記念病院内科に在職。専門は心臓リハビリテーション、不整脈、心臓病理。日本心臓リハビリテーション学会評議員、心臓リハビリテーション認定医・上級指導士、日本内科学会認定内科医、社会医学系専門医・指導医(災害医療)など。医学博士。

記事と関連した水谷和郎氏の論文

災害医療の原点から:兵庫県立淡路病院救急外来ビデオの教訓 水谷和郎、栗栖茂 
日本外科学会雑誌114(臨時増刊_3),20-21,2013-08-15

参考文献

『防災の決め手「災害エスノグラフィー」~阪神・淡路大震災 秘められた証言』(林春男/重川希志依/田中聡/NHK「阪神・淡路大震災 秘められた決断」制作班著 NHK出版)

水谷和郎氏の連絡先:minzo1964@yahoo.co.jp

発災時、病院の当直室でテレビを見ていた

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