1. 【第19回】勝沼 俊雄(東京慈恵会医科大学附属第三病院 小児科教授)

「明日」を見つけた先輩医師からのメッセージ 私たちの流儀

【第19回】勝沼 俊雄
(東京慈恵会医科大学附属第三病院 小児科教授)

>>一覧はこちら

所属・役職は取材当時(2018年5月)のものです。

クラウドファンディングで臨床研究の再開を実現

インターネットを通じて不特定多数の人から資金を募る「クラウドファンディング」。この手法を用いて再開にこぎつけた臨床研究がある。東京慈恵会医科大学附属第三病院小児科教授の勝沼俊雄(かつぬま・としお)医師らが、当初は国から研究費を得てスタートを切った、乳幼児喘息の慢性期治療で薬を減らせるかどうかを調べる比較試験だ。今年1月末を期限に、クラウドファンディングで提示した目標額は1,000万円。1,000万円にやっと達し、同時に、それを一気に超えていったのは、呼びかけを始めて67日目、期限まで10日という、ぎりぎりのタイミングだった。寄付の集まり具合に焦りを感じながらも、支援を訴え続けた勝沼氏に、一時中断せざるを得なかった、臨床研究への思いを聞いた。

プロフィール

1959年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。国立小児病院アレルギー科レジデント、同病院アレルギー科医員(厚生技官)を経て、英国立心肺研究所胸部疾患部門留学。東京慈恵会医科大学小児科学講座復帰(有給助手) 後、同講師、同准教授となり、2010年より東京慈恵会医科大学附属第三病院小児科准教授、17年から現職。医学博士。日本小児科学会認定医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。日本アレルギー学会理事・専門医制度問題委員長、日本小児アレルギー学会薬務委員長などを務める。

勝沼俊雄氏の主な著書

  • 『勝沼俊雄の10時間講義 やさしく学べる子どもの外来アレルギー診療』 (診断と治療社)
  • 小児アレルギーシリーズ 『喘息』 責任編集 (診断と治療社)

勝沼俊雄氏らの論文

  • Katsunuma T, Adachi Y, Miura K, Teramoto T, Fujisawa T, Ohya Y ; Working Group for the Disaster, Japanese Society of Pediatric Allergy and Clinical Immunology. Care of children with allergic diseases following major disasters. Pediatr Allergy Immunol 2016. 27: 425.
  • Akashi K, Mezawa H, Tabata Y, Atsuta J, Fujisawa T, Katsunuma T et al. Optimal step-down approach for pediatric asthma controlled by salmeterol/fluticasone: A randomized, controlled trial (OSCAR study). Allergol Int. 2016; 65: 306-11.
  • Inoue T, Akashi K, Watanabe M, Ono J, Izuhara K, Katsunuma T et al. Periostin as a biomarker for the diagnosis of pediatric asthma. Pediatr Allergy Immunol 2016: 27: 521–526.

支援総額は16,348,000円
期限ぎりぎりの“大逆転”だった

こちらの記事を閲覧するには会員ログインが必要です
会員登録する(無料)
ログインして閲覧する