本田医院(神奈川県)の医院開業事例


外観


内装

開業タイプ 継承開業
所在地 相模原市南区
科目 整形外科、リハビリテーション科
病床数 なし
本田医院
〒252-0318 神奈川県相模原市南区上鶴間本町2-10-15
サンロイヤル1F
TEL:042-765-1101
http://www.honda-iin.com/

インタビュー

開業のきっかけを教えてください。

院長 本田 雅則氏 整形外科医として約15年、手術に取り組んできました。その中で、今後は異なるベクトルで医療と向き合っても良いのではないかと思い、42歳のときに開業を考え始めました。開業時の借入金を50歳までに終わらせることを思うと、ちょうどよいタイミングだったと思います。医療紛争や大学でのポスト争いを見聞きすると、自分の人生は自分で決めたいと思ったことも決断のきっかけでした。

開業にあたり、具体的にどのように取り組むかを考えていたころ、総合メディカルが医業承継セミナーを開催していることを知りました。私は、ゼロから開業準備を始めるより、継承が良いと思っていました。クリニックとして土地に馴染んでおり、患者さんを継続できるでしょうし、機器を使えることもメリットだと考えていました。そこで、「試しに聞いてみるか」という気軽な気持ちで2014年9月にセミナーに参加しました。

セミナーでは、開業医の体験談、総合メディカルのコンサルタントによる医療情勢解説、社会保険労務士・税理士の開業にあたっての注意点説明などがあり、参考になりました。私は出身地の相模原市での開業を希望しており、セミナーの個別相談会では相模原市の候補先を紹介して頂き、その日のうちに継承開業候補先も決まりました。2015年10月の開業に向けて7月から週1回、継承先で非常勤として勤務を始めました。この間は、診療に専念しつつ、総合メディカルの担当者には、内装の変更をはじめ、いろいろと相談させていただきました。
開業にあたって困ったことや悩んだことはありますか。

前のクリニックより引き継いだステンドグラス。 スタッフも含めて引き継いだのですが、前クリニックの閉院と当院の開院という流れが、上手くスタッフの方に伝わっていなかったこともあり、スタッフの中には戸惑う方もいました。前クリニックの院長から継承した際に、全てをまかせてもらえるようになったため、今までのクリニックと方向性を変更し、「整形外科一本で行くことを」を明言、そして院長交代や新クリニックの理念や方向性等を理解していただきました。

前クリニックは、整形外科を標榜していましたが、内科や、精神科の患者さんも受診していたようです。最初の頃は整形外科の疾患とは関係のない患者さんがいらっしゃることがありましたが、患者さん一人ひとりに丁寧に説明し、整形外科専門クリニックとして理解してもらいました。

また患者さんの利便性アップを目的に、開業当初から電子カルテを導入しました。紙カルテから電子カルテへの変更は、スタッフにとって、とても抵抗があり1~2ヶ月は大変な日々を過ごしましたが、今では情報共有や患者さんの利便性のみでなく、仕事の効率性にも寄与していると感じています。

妻は、私のことを「自分で決断する方が向いている性格」と、開業を後押しし、事務長として支えてくれています。診療報酬請求の本を読んで勉強するなど、未知の分野にも取り組んでくれたことを心強く感じていました。

新しいスタッフ採用のため、事務長と総合メディカルの担当者、税理士も含めて面接を繰り返し、3ヵ月目には新しいスタッフを迎え、それからは順調に進んでいると感じています。
継承後、自院の特色をどのように打ち出しましたか。
継承後、室内は明るく清潔感のある内装に変更。 本田医院ロゴマーク
まず、内装を大きく変え、ロゴマークをつくり、明るく清潔感のあるイメージを打ち出しました。水回りや廊下のステンドグラスの窓など、前クリニックの備品を生かしたものもありますが、壁や床材などは変更しました。以前は玄関で靴を脱ぐスタイルでしたが、駐車場から院内までをすべてバリアフリーにし、高齢の患者さんでも受診しやすいように配慮しました。

また、ロゴマークのクジャクは、幸運や健康の象徴と言われています。患者さんの体が健康になり、クジャクのように思い切り羽を広げられるようにという思いを込めてデザインしました。

開業当初に新聞広告や折込チラシで告知しましたが、現在は特に広告は行っていません。ホームページを見たり、口コミで受診される患者さんが増えているようです。

総合メディカルの担当者には、開院後も経営についての相談に乗ってもらっており大変助かっています。大変なことはありましたが、継承での開業は、やはりメリットが多いと実感しています。

  • 高齢の患者さんに配慮し、院内はバリアフリーに改築した。

  • 各種リハビリ機器をそろえたリハビリ室。

  • 一人ひとりに適したリハビリを提供。
どのようなクリニックを目指していますか?

治療の選択肢を提示し、患者さんが決定する方針で診療を進めている。 前クリニックからの引き継ぎで感じたことですが、普通のことを普通に、粛々と行っていける整形外科でありたいと思っています。私はスポーツ障害や交通外傷などを専門にしてきましたが、変形性を伴う加齢疾患、骨粗しょう症、関節リウマチなど、若い方から高齢の方までを対象に診療しています。

私は、患者さん自身が自分の疾患を理解し、自分でも解決法を考えることが大切だと考えています。手術が必要か、そのまま温存するのか、その方法を選択した際に考えられることを説明し、決断は患者さん自身が行うという方針を取っています。患者さんも「医師にお任せします」という考えではいけませんし、医師もそのつもりで診療にあたることが大切だと考えています。

医師会にも積極的に参加することで、先生方と良好な関係が築けました。当初は、前クリニックからどのように診療を引き継ぐのかと不安視されていたようですが、私の診療方針を理解していただけたと感じています。

診療時間は、平日は19時まで、土曜日は午後18時までに設定しています。高齢の患者さんが多いのですが、最近はスポーツをしている小中学生も増えてきました。JRや小田急線の町田駅から徒歩5分と立地が良いことも、患者さんが受診しやすい要因でしょう。特に土曜日の午後は、働く世代の患者さんも増えており、期待にこたえることができているのかなと感じています。

開業から1年と少しですが、順調に進んでいると思います。
今後の目標を教えてください。

「医業継承での開業はメリットが多い」と語る。 これまで通り、粛々と診療を行うのみです。外科医として勤務していたころは、急患の対応など、時間に縛られることも多くありました。開業により、自分で時間をある程度コントロールできるようになり、心に少し余裕がもてるようになりました。診療のことだけではなく、ゴルフに行く時間もあり、そこで先生方と情報交換をするなど、自分の幅を広げることにもつながっています。

開業医としては、一歩を踏み出したばかりなので、休日にセミナーに参加するなど、研修も続けています。スタッフにも、プロとして勉強を続けてほしいと願っています。

当院は手術を行わないため、必要な方は信頼できる病院へと患者さんを紹介しています。患者さんと病院をつなぐクリニックとして、地域に存在感を示していきたいと思います。今まで手術を通じて培ってきた専門性を生かし、患者さん一人ひとりが、それぞれに適した治療法を選択できるように支えていきたいと考えています。
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