ふなこし内科・循環器内科(福岡県)の医院開業事例


外観


内装

開業タイプ 新規開業
所在地 福岡市中央区
科目 内科、循環器内科
病床数 なし
ふなこし内科・循環器内科
〒810-0034 福岡県福岡市中央区笹丘1-4-12
TEL:092-722-2754
http://www.funakoshi-naika.net/

インタビュー

開業のきっかけを教えてください。

院長 船越 元氏 医師になってから20年あまり、循環器内科専門医として地道に着実にキャリアを積んできました。一方で内科医たるもの、他の分野にもある程度は精通するべきであるという理念の下、積極的に専門外の患者さんも受け持つようにしてきました。その中で予防医学の重要性を知り、狭心症、心筋梗塞、心不全などいったん発症した患者さんのケアが、いかに大切かを実感しました。

一方、大きな病院、とりわけDPCを導入しているような病院では、入院日数に限りがあることから、提供できる医療も限られていると感じていました。開業という形態であれば、日常診療で患者さんにより近い距離で寄り添いながら、かつ質の高い医療を提供できるのではと考えました。

決断したのは開業1年前の2014年秋のことです。クリニックの土地は、もともと先祖代々の土地であり、総合メディカルさんにお願いした診療圏調査も良好でしたので、迷いもありませんでした。
開業までに苦労したことはありますか。

患者さんが気軽に受診できるよう待合室は開放感を大切にしている。 私自身がすべてを把握しないと気が収まらない性格ですので、建設関係、医療機器関係など、開業に関わる業者の方すべてと面談し、選定、計画を練っていきました。

振り返ると、目の回るような忙しさでした。二度とあのような生活はしたくありませんが、この方法を選択したためか、大きな失敗もなく無事に開院を迎えられました。
開業まであと3か月という時に、詳細なスケジュ-ル管理、必要とする手続、見学会、広告などについて専門的にアドバイス、管理していただく方が必要と考え、総合メディカルさんと契約させていただきました。的確なアドバイスと豊富な経験で、しっかりとサポートしていただきました。
どのようなクリニックを目指していますか?

「雰囲気が明るい」と患者さんたちに好評のスタッフ。 私の専門は循環器ですが、風邪、胃腸炎、めまい、頭痛などの患者さんが多いこともあり、「何でも真摯に対応する町医者」であるべきだと考えています。患者さんが気軽に立ち寄れ、何でも相談できるクリニックでありたいと考えています。
建物も、高級路線を追うのではなく、地域になじんだ外観にし、内観は、窓が大きく、吹き抜けもあり、開放感を重視しました。高齢の方が、気軽に短パン、ぞうり履きで受診できるような雰囲気を大切にしています。

理念は「正しい医療を提供する」「おもてなし」「採算性」の3つを大きな柱としています。

まず「正しい医療」ですが、私自身や職員が研究会、学会等に積極的に参加し、常に新しい知識を得ていくことが重要であると考えます。また、インターネットやMRさんからの情報も活用しながら、「この治療は本当に正しいのだろうか?」そう疑問を持ちながら日々診療を行っております。病気だけでなく、職業や家族構成なども十分に把握したうえで、最善の加療ができるよう心がけています。

「おもてなし」については、待ち時間に困っている患者さんに配慮するなど、職員の気づきを大切にしています。そのためにも週1回のミーティングは重要で、改善できること、トライできることの共有する場となっています。ミーティングでは、NHKの「プロフェッショナル」などの番組を視聴し、接遇の方法など参考になるものを取り入れています。杓子定規な対応ではなく、患者さん個々人に応じたお付き合いを実践してほしいと思います。

「採算性」は、地道に真面目に診療を続け、結果的に患者さんが増えれば達成できると考えています。
クリニックの特色を教えてください。

「患者さんとじっくり付き合っていきたい」と話す。 月並みですが「一人ひとりの患者さんを大事にする」ことを心がけています。もちろん医学的にサポートすることは必要ですが、それ以外のこと、例えば仕事や家庭内のことなど、プライベートな側面もアドバイス、サポートできたらいいなと常々考えています。

現在、1日30~40人の患者さんが受診しています。国保と社保が半々くらいで、後期高齢者の方も多くいらっしゃいます。当院は午後6時半まで受け付けており、仕事帰りの方の受診も増えています。

臨床検査技師、管理栄養士を配置していることも特色です。いずれもクリニックで配置していることが少ない職種ですが、彼女たちの活躍が私の診療を支えてくれていると感じています。

臨床検査技師は、心臓はもちろん血管、肝臓、腎臓、脾臓、女性器などを正確に超音波を用いて診断する技術を持っています。例えば、腹痛を訴えて患者さんが来院した場合、私も長年、救急の現場で診療してきましたので、臨床検査技師が行う超音波画像と併せて、正確な診断ができると自負しています。

また、管理栄養士は事務と兼務の常勤と、週1回非常勤の2人体制を敷いています。特に循環器疾患は薬によるコントロールだけでなく、生活レベルから改善していくことが大切です。栄養指導を充実することで、患者さんの生活習慣を見直すきっかけとなり、疾患を改善したり、悪化を遅らせることができればと思います。

月に2回、昼休みに患者さんやご家族を対象に病気、食事、運動、薬などをテーマにした健康教室を開催し、毎回、10~15人の方にご参加いただいています。

講師は私だけでなく、職員も担当しているのですが、この経験がスキルアップやモチベーションの向上にもつながっています。きちんと理解していただくには事前の勉強が欠かせませんし、わかりやすい話し方の工夫も大切です。健康教室を通じて、職員の意識が高まっていることも実感しています。

  • 患者さんの困りごとに素早く対応する配慮が求められる受付スタッフ。

  • 超音波を用いて心臓はもちろん他臓器の検査も行う臨床検査技師。

  • 管理栄養士2人体制で栄養指導等を担当。
今後の目標について教えてください。

患者さんや家族を対象に月2回、健康教室を開催。

分かりやすい言葉で患者さんへ説明する。
おかげさまで、順調に患者さんは増えているのですが、その分、診察時間が少しずつ減っているのが悩みの種です。短い時間内での診察、会話の中でどのようにしたら患者さんの満足度が上がるのか自問自答しております。

これまで取り組んできた救急蘇生については、医師の研究会で講師をさせていただくなど、普及に努めたいと思います。土曜の午後や日曜は、クリニックが休診ですので、この時間を使って活動でさればと考えています。

今後の目標については、地道に真面目にということ以外、頭に浮かびません。末永く診療を行うことができ、その結果として患者さん、私、そして家族が幸せになれれば、それで良いと考えています。

開業は、責任は重いですが、意思決定できることが自分にとって意味を持つと思います。患者さんに「出会ってよかった」と思っていただけるよう、患者さんとじっくり付き合っていきたいと思います。
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