1. STEP7 企画・設計・施工
STEP
7

企画・設計・施工

このステップですべきこと

  • 医療施設の開業実績が豊富な設計事務所や建築事務所を選定する
  • 事業計画に合わせて、スケジュールや予算の設定を慎重に行う
  • 開業後のメンテナンスも視野に入れる

クリニックの設計・建築には法的な条件も多い

新築、リフォームなど、建物に関連して具体的にどのような設計や工事が必要になってくるかは、クリニックの形態によってさまざまです。
ただし、戸建てでも、ビルやモールでの開業の場合でも、共通する大きなポイントがあります。
それは、「クリニックの建築は、通常の店舗や住居とは、まったく異なる」という点です。

クリニックの企画・設計を行う際は、診療内容に応じたイメージづくりや、快適性や清潔感はもちろん、患者さんやスタッフ、医師の動線や、医療機器の特性、診療時のプライバシーへの配慮問題、会計スペースなどのセキュリティー、照明や採光、院内放送、バリアフリー、収納スペースの問題に至るまで、十分に考慮したうえで行う必要があります。
並行して、天井高、給排水、空調・換気設備、電気、消防、保健所など、インフラや法的な条件に関わる部分もクリアしなくてはなりません。必要な医療機器を一緒に使えるだけの電力を確保できるのか、患者さん用とスタッフ用のトイレをそれぞれ確保できるのかなど、検討しなければならない事項は多岐にわたります。

また、クリニックは公共性の高い施設です。
周囲の建物や景観との兼ね合いや、人が安心して集まれる場所であるというところにも、心を配る必要があるでしょう。
そのため、基本的には、クリニックや医療関連施設の開業実績が豊富で、適切な知識を持った設計事務所や建築会社への依頼が必須となります。

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ここに注意
設計事務所や建設会社の選択を誤ると、スケジュールや予算に大きな影響を及ぼしかねません。
たとえば、「設計図が完成したあとに、保健所の施設基準を満たしていないことがわかり、設計が始めからやり直しになって、スケジュールが大きく後ろに倒れた」「開業後の医療機器の追加計画を設計事務所が理解できておらず、必要な医療機器を配置できずに追加の工事を行うことになった」「保健所の検査までに工事が完了せず、開業が1か月伸びてしまい、余分な経費が拡大した」など。――どれも、医療建築に関するリテラシーの高い業者であれば避けられるものです。

医師によっては、「友人の設計事務所に頼みたい」「クリニックらしくない変わったデザインにしたい」といった強い希望がある場合もあるかもしれません。その場合、必要な条件などを取りこぼしてしまわないよう、ことさら慎重に計画を進める必要があります。

コンサルティングと設計・施工の協同でコストを削減

医療施設の設計・施工には、実はさまざまな“コツ”があります。
院内のサインやデザインのユーティリティの高さ。
動線や医療器具の配置を邪魔しない電源の取り方。
医師の利き手に合わせた診察室や検査室の配置。
診療・経営方針にマッチしたイメージづくり。
患者さんが居心地のよい待合室の向きやデザイン。
そのほか、初めての開業時には思いつかないコツやノウハウがあるでしょう。

それまで大規模な病院での勤務経験しかなければ、限られたスペースでの受付や待合室の使い勝手などの想像がつかなくても不思議ではありません。こうしたときこそ、プロのアドバイスをしっかり聞いておきたいものです。

また、継承物件などで建物や室内が古い場合には、リニューアルやフルリフォームに関する知識が求められます。相談から施工、完成までの期間も把握しておきましょう。

事業計画に合わせた施工のスケジュールと予算組み

建築や内装に関わることは、施工着手後の軌道修正が特に困難です。企画の段階から確実に信頼できる事務所や業者を選択することが重要でしょう。
総合メディカルでは、関連会社の医療・介護施設専門の企画・設計・施工事務所「ソム・テック」と連携して、医師の理想と高品質の医療設計施工を共に叶えるための支援を行っています。
もちろん、診療科目の特性に応じた、詳細な提案が可能です。

また、設計・施工を行うスタッフとコンサルタントとが協同し、経営理念や診療方針を共有した上で、企画・設計を作成します。施工だけでなく、事業計画に合わせたスケジュール・予算の管理までをシームレスに請け負えることも、総合メディカルがご提供できる大きなメリットです。

関わる業者や窓口が複数に渡れば、それだけ情報や意思の共有、連絡のための労力やコストなどがかかります。見積もりなどの確認や、内容が適正であるかといった判断も、多方面から細かく求められることになるでしょう。

しかし、一括で依頼できれば、企画から建物の完成までを、必要なコストと意思決定のみで叶えられます。あちこちに同じ連絡や相談をしたり、詳細な予算・スケジュール調整などの手間を省きながら、限りなく理想に沿ったクリニックが手に入るでしょう。

また、開業後の建物などのメンテナンスはもちろん、清掃などの委託のご相談も可能です。
開業に特化した専門家の提案は、設計や施工の完了時だけでなく、建物やスペースを長く使い続けるうちに、大きな差として際立ってくるものです。

開業までの流れ一覧
STEP
1
経営理念・診療方針の策定
STEP
2
開業までのスケジュール
STEP
3
開業地の選定・診療圏調査
STEP
4
不動産の選定・仲介
STEP
5
事業計画の策定
STEP
6
資金調達の支援
STEP
7
企画・設計・施工
STEP
8
医療機器などの選定・アドバイス
STEP
9
リスクマネジメント
STEP
10
税理士・公認会計士などの紹介
STEP
11
職員の求人・採用・研修
STEP
12
広報支援
STEP
13
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