医療モール開業

女性医師の活躍を応援する「JOYMALL」構想とその背景

女性医師の活躍を応援する「JOYMALL」構想とその背景のイメージ

平成12年以降、医師国家試験合格者に占める女性の割合は3割を超えていますが、女性医師の活躍できる環境が充分に整っているとはいえない現状があります。 そこで、総合メディカルは、女性医師の活躍を応援する場として「JOYMALL(ジョイモール)」を提案します。女性医師のキャリアプランに応じたワーク・ライフ・バランスやQOL(Quality of life)の向上を支援する「JOYMALL」構築を進めています。

女性医師の増加と労働環境

日本の16~64歳の生産年齢人口は、少子高齢化の進展で減少傾向にあり、労働力の減少は経済成長のマイナス要因として懸念されています。国は、こうした労働力人口の減少に対して、「成長戦略としての女性活躍の推進」を掲げ、取り組みを開始しています(平成26年経済産業省)。
女性医師についていえば、医療施設に従事する女性医師の数は増加傾向にあり、平成26年時点で60,495人と平成24年に比較して3,806人、6.7%増加しています。

性別・年齢階級別にみた医療施設に従事する医師数/医師数(人)

横スクロールでご確認いただけます

  総数 29歳以下 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上
平成26年
(2014)
総数

296,845
236,350
60,495
26,351
17,186
9,165
64,942
44,750
20,192
67,880
52,883
14,947
67,815
58,395
9,420
43,132
38,853
4,279
26,725
24,233
2,492
平成24年
(2012)
総数

288,850
232,161
58,689
26,226
16,924
9,302
65,003
45,625
19,378
67,969
54,378
13,591
65,380
57,088
8,292
37,880
34,246
3,634
26,392
23,900
2,492

資料出所:「厚生労働省平成26年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」
(各年12月31日現在)

性別・年齢階級別にみた医療施設に従事する医師数/対前回

横スクロールでご確認いただけます

  総数 29歳以下 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上
増減数
(人)
総数

7,995
4,189
3,806
125
262
△137
△61
△875
814
△89
△1,445
1,358
2,435
1,307
1,128
5,252
4,607
645
333
333
-
増減率
(%)
総数

2.8
1.8
6.7
0.5
1.5
△1.5
△0.1
△1.9
4.2
△0.1
△2.7
10.0
3.7
2.3
13.6
13.9
13.5
17.7
1.3
1.4
-

資料出所:「厚生労働省平成26年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」
(各年12月31日現在)

性別・年齢階級別にみた医療施設に従事する医師数/構成割合(%)

横スクロールでご確認いただけます

  総数 29歳以下 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上
性別・
年齢階級
総数

100.0
79.6
20.4
8.9
5.8
3.1
21.9
15.1
6.8
22.9
17.8
5.0
22.8
19.7
3.2
14.5
13.1
1.4
9.0
8.2
0.8
年齢階級 総数

100.0
100.0
100.0
8.9
7.3
15.2
21.9
18.9
33.4
22.9
22.4
24.7
22.8
24.7
15.6
14.5
16.4
7.1
9.0
10.3
4.1
性別 総数

100.0
79.6
20.4
100.0
65.2
34.8
100.0
68.9
31.1
100.0
78.0
22.0
100.0
86.1
13.9
100.0
90.1
9.9
100.0
90.7
9.3

資料出所:「厚生労働省平成26年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」
(各年12月31日現在)

しかし、女性医師が活躍できる環境が整っているかというと、そうとは言えないのが現状です。医学部卒業後、女性医師の就業率は、年齢の上昇ともに急激に低下し、35歳では76.0%まで下がります。
これは、結婚・出産など女性特有のライフイベントによるものと推測されます。就業率は35歳頃を底として回復していきますが、結婚・出産により数年間は、医師として働きづらい環境があることを物語っています。
30代半ばという時期は、医師として研鑽を積み、専門医や学位を取得するのにも重要であり、この期間に医師として働くことができないのは、医師個人にとっても、社会的にも大きな損失です。

男性医師と女性医師の就業率

男性医師と女性医師の就業率のイメージ
(注)医師が25歳で卒業すると仮定した場合の就業率である。
(出典)平成18年度厚生労働科学研究「日本の医師需給の実証的調査研究」(主任研究者 長谷川敏彦)

多様な医療ニーズに対応する医療モールを実現する

総合メディカルの医療モールには、内科、小児科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、耳鼻咽喉科、眼科など複数の診療科目のクリニックが揃い、それぞれの医師が高度なスキルを十分に発揮し、さまざまな疾病に対応できる環境を整えています。

患者さんは1つの医療モール内で自分がかかりたい複数の診療科で診察を受けることができます。たとえば、それまで複数の違った地域のクリニックに通っていた糖尿病の患者さんが、同じ医療モール内の内科、眼科、整形外科で合併症の診察を受けることができる、あるいは婦人科の健診を受けたついでに、子どもを小児科の専門医に診てもらうこともできます。

多様な医療ニーズに対応する医療モールを実現するのイメージ

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