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岩手県の医院開業動向情報

内陸に人口が集中、郊外では過疎化が進み、多くの科で診療所不足。

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東北地方の北部に位置している岩手県。新幹線が通っているため、主要都市への交通アクセスも良好です。
岩手県の一般診療所数は、厚生労働省の「都道府県-指定都市-中核市別にみた医療施設数-病床数」によれば約920施設。人口10万人当りの全国平均である77.6施設と比べると、岩手県は68.3施設となっており、不足傾向にあります。病院数も約98施設と少なく、医療機関が充足していないことがわかります。そのため、岩手県では医師が求められていますので、開業をお考えの方には高い需要がある地域と言えます。

北東北に位置する岩手県は、47都道府県の中でも北海道に次ぐ面積の広さを誇っています。県内人口のほとんどは、内陸部である北上盆地へ集中している傾向にあります。盆地と海岸部以外では、山地や丘陵地といった地域が多く、豊かな自然が広がる県です。都会の喧騒を離れて、静かな土地で医療に従事したいと考え、この地に開業する医師もいます。

岩手県の一般診療所数は約920施設となっており、平成10年から平成20年にかけての診療所数の推移は8.6%増となっています。10年の間で、顕著に施設数が伸びていると言えます。診療所の標榜科目数で一番多いのは内科で、約620施設となっています。次いで多いのが消化器内科(胃腸内科)で、約190施設です。一番少ないのは産科となっています。

郊外では過疎化や高齢化が進み、小児科や産婦人科・産科の減少傾向がみられます。ほとんどの診療科目において、全国平均より下回っている状況にあるため、診療所やクリニック、医師への需要も高くなっています。特に高齢化が進む郊外エリアでは、地域住民の健康維持のためにも医師が必要とされています。これまでの経験やスキルを活かして、岩手県の地域医療に貢献したいとお考えの方には、開業のチャンスです。

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