開業事例

つきぐまメディカルモール

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つきぐまメディカルモール

開業タイプ 医療モール開業
科目 整形外科・内科・循環器内科、耳鼻咽喉科、皮膚科
場所 福岡県福岡市
開設 2012年5月

地域の意向を踏まえた街づくりをめざし医療モールを開設

総合メディカル株式会社が福岡県福岡市に2012年に開設した「つきぐまメディカルモール」は、診療科目の異なる4つの診療所と、デイサービス施設、調剤薬局と銀行で構成されています。市道を挟んで二つの土地は全部で約2,850坪。福岡市の中心市街地からは車で30分ほど離れた住宅地の中にあり、周囲にはスーパーマーケットや公民館がある地域住民の生活の中心となる場所です。また、当モールがある東月隈校区は、福岡市博多区の中でも高齢化率の高い地域であり、65歳以上の人口が約33%となっています。

当該土地は、福岡市が市有地売却の入札を行った際、当社では福岡市の意向を踏まえた街づくりを実現するため、診療圏調査および住民アンケート調査を盛り込んだ医療モール計画をプレゼンし、数社入札競合の中、当社の地域住民の声を反映した企画・提案が高く評価され、落札となりました。2010年の市有地譲受後は、福岡市と連携を取りながら、地域住民の要望が多かった整形外科、循環器内科、耳鼻咽喉科、皮膚科の先生方と一緒に医療モールを作り上げていきました。また、当モールにはプールなどの設備が充実したデイサービス施設と銀行もあり、地域住民にとって利便性の高いモールとなりました。

医療モールとして連携することで地域の中での役割を確立する

開業から5年が経ち、つきぐまメディカルモール内では、医療機関同士の連携も盛んになっています。例えば、診療中に患者さんが他の診療領域の不調を訴えた場合には、お互いにモール内の診療所を紹介し合う信頼関係ができています。また、整形外科でのリハビリを終了した患者さんが、機能訓練強化型のデイサービスを利用するケースもありました。地域住民にとっても、診療所がそれぞれに点在するよりも、利便性や安心感などのメリットを感じて頂いているようです。

また、医療サービスの提供だけでなく、モール全体としても地域に役立てて頂きたいと考えています。例えば、モールの広い駐車場は、災害時の避難先候補にも上がっています。また最近では、福岡市を経由して、県外の自治体から、土地の活用事例の視察のために、見学に来られることも多くなりました。

医療の枠を超えた次の一歩、地域ニーズに沿って進化を続ける

今後のつきぐまメディカルモールは「進化と深化」をキ-ワードに、治療などの目的以外にも利用できる場所を目指しています。例えば、デイサービス施設内で「昼休み10分フィットネス」として一般向けに開放したり、薬局で子育て相談を受けたり、障害者就労支援の一環として、障害のある人が製作した商品の展示や販売を行うなどのサービスです。診療に訪れる以外の、予防や福祉の目的でも地域住民が利用できるような、新たなサービスを考えています。地域住民が医療モールに求めることを問うアンケート調査も継続して行い、当モールは地域のニーズに沿った新しい展開に向けて今もなお進化中です。

林整形外科医院

つきぐまメディカルモールのイメージ

地域住民の緊急時に備え、バックベッドの役割を果たしたい

林整形外科は2006年に、現在とは別の場所で継承開業した。継承時の建物では手狭になり、2012年に月隈モール内に新築移転。交通の利便性も良くなり、患者数も増加した。13床の入院病棟と、充実したリハビリテーション室、手術室も完備し、人工関節置換術や膝関節鏡手術等、年間約280例の手術を行っている。

モール内の診療所とは積極的に連携を図っている。例えば、大きな人工関節置換手術前には循環器内科の医院に診察を依頼、また、交通事故で来院した患者さんが頭痛を訴えた際には耳鼻咽喉科の医院で検査を行うといった具合だ。

また同院は、地域にも積極的に介入している。地域住民向けの講演を行う他、老人会や子どもたちの運動会、刑務所内のスポーツ犬会など、地域行事の年間スケジュールを把握し、何かあれば駆けつけられる体制を整えている。林院長は「私達が地域の緊急時のバックベッドの役割を果たしていくことで、地域に貢献していきたいですね」と語る。

林整形外科

診療科目 整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科
TEL 092-503-2828
URL http://www.h-ortho.jp

かわはらだ循環器内科クリニック

つきぐまメディカルモールのイメージ2

循環器疾患の専門性と、かかりつけ機能の両面で地域を支える

かねはらだ循環器内科クリニックは2012年、総合メディカルからの紹介で開業した。モール近くには高齢者が多く、風邪や感染症などの患者さんが多い。地域のかかりつけ医としての役割を果たす一方、超音波検査機器と動脈硬化測定器を導入し、循環器疾患の専門性の高さも特色として打ち出している。重症肺炎など、さらに専門性の高い治療が必要な場合は、済生会福岡総合病院などと連携し対応している。

モール内では、整形外科医院で全身麻酔手術を行う際、患者さんの心機能や内科一般検査を実施。術後、病棟に出向くこともあり、患者さんの安心につなかっている。耳鼻咽喉科とは急性扁桃炎等の疾患で連携しているほか、禁煙外来や健診等、予防にも力を注ぐ。「主な症状のほか、副症状を見つけることを大切にしたいと思っています。困りごとの相談に乗ったり、重症ではないが困っていることなどをケアしたい。患者さんの健康感を少しでも高めていく手伝いをしたいですね」と夢を語る。

かわはらだ循環器内科クリニック

診療科目 内科、循環器内科
TEL 092-580-8870
URL http://kawaharadaclinic.sakura.ne.jp

いなば耳鼻咽喉科

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需要を確認し、安心して開業地域に根差した診療を心がけたい

勤務医時代よりもともと開業希望があり、当時勤務していた福岡市内の耳鼻咽喉科クリニックの理事長から総合メディカルによる医療モール開設の紹介を受け、開業に踏み切ったという。

「モール開設前に近隣住民にアンケートを施行されており、耳鼻咽喉科の需要が最も高いと聞いていたので安心して開業できました。開業後も順調に患者数は増え続けており、総合メディカルのリサーチの的確さに感謝をしております。またこのモールはモデルケースということを聞いていたので、それに相応しい診療を行い、地域の皆様のお役に立てるよう日々努力したいですね」と因幡院長。

院内には幼稚園のバザーやスポーツ少年団の募集チラシを掲示するなど、地域との関わりを大切にしている様子が伺える。地域に根差した診療を心掛け、決して上から目線にならず常に患者さんに寄り添う診療を行うよう院長、スタッフともに心がけている。

いなば耳鼻咽喉科

診療科目 耳鼻咽喉科、アレルギー科
TEL 092-580-8733
URL http://www.inaba-ent.com

風の森皮ふ科

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地域密着型の医療提供をめざし開院次の一歩は介護・在宅医療現場での褥瘡予防指導

風の森皮ふ科は、地域密着型の医療提供をモットーに、今年2月に新しくオープンした。裵院長は大学時代から「アレルギー」と「褥瘡」に取り組んできた。一般的な診療所ではあまり設置していない検査機器を導入し、詳細なアレルギーテストを受けることができる。

モール内の他科を受診し、爪に疾患がある人が紹介を受けて受診したり、デイサービスから褥瘡のおそれがある人を連れてくることも多い。「要望がある介護施設や、地域の在宅患者などを回って、褥瘡を予防する環境作りを提案していきたい」と今後の展望を語る。

また、美容皮膚科のニーズも高く、気軽に相談できる場となっている。医療モール内に新開業したことについて裵院長は「一人でぽつんと開業するのとは違います。診療所同士が協力することで『小さな総合病院』のようになれたら良いですね」と話す。

風の森皮ふ科

診療科目 皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科
TEL 092-580-8077

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