開業事例

メディカルガーデンいまいせ

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メディカルガーデンいまいせ

開業タイプ 医療モール開業
科目 腎・泌尿器科、一般内科・消化器内科・アレルギー科・小児科・皮膚科
場所 愛知県一宮市今伊勢町
開設 2015年4月

2015年4月名古屋市のベッドタウンとして知られる一宮市。名鉄名古屋本線の今伊勢駅から徒歩1分というアクセスのよさにもかかわらず、広大な駐車場を設備し、2つのクリニック、調剤薬局からなる「メディカルガーデンいまいせ」があります。
今回は、それぞれのクリニックを訪問して医療モールでの開院の経緯やメリットなどについてお話を伺いました。

河合クリニック(腎・泌尿器科)

メディカルガーデンいまいせのイメージ

勤務医時代から診ている患者さんも多数

開院するまでは一宮市立市民病院で長年勤務医として働いていた河合隆院長。当初、名古屋市内での独立開業も検討していましたが、この開業地を一目で気に入ったといいます。

「駅から徒歩1分の立地なのですが、45台分の共同の駐車場がありますし、一宮市の中でも人口密度が高い住宅街にあるので、患者さんが集まりやすい。さらに勤務していた一宮市立市民病院からも1.5キロしか離れていないということも魅力的でした」

河合クリニックが開院するまで、一宮市には泌尿器科専門クリニックが一軒しかありませんでした。
「泌尿器科の受け皿が少なく、大きな病院では待ち時間も長くなり患者さんも困っていたのです。それも開院した理由の一つ。ここなら駐車場も広く、予約制のため診療までの待ち時間も15分ほどです。市民病院勤務時代に比べて患者さんにも喜んでいただいています」。

市民病院で長年診療にあたってきた1500人あまりの患者さんの多くが、引き続き河合院長のもとを訪れており、その患者さんたちがベースとなって開院当初からスムーズなクリニック経営ができていると語ります。

「勤務医時代からの患者さんも多く来院されます。泌尿器科診療だけでなく内科の全般的な疾患も診てもらえないかという要望もあり、かかりつけ医的な対応もしています。開院当初は女性の患者さんが1割程度だったのですが、現在は3割くらいまでに増えています。過活動膀胱や尿失禁でお悩みの高齢女性のほか、膀胱炎で来院される中年女性の患者さんも多いですよ」。

患者さんがリラックスできる空間づくり

総合メディカルの開業セミナーに参加したおりに、最初の提案を受けてからわずか1年半ほどで開院した当院。

「診療は一生懸命やっていたけれども、開院については右も左もわからない状態でしたので、総合メディカルさんにはいろいろな面でサポートしてもらいました。実は、当時は多忙すぎて何をサポートしてもらったのかさえ覚えていないのです。いつも仕事を終えた夜7時くらいから2時間ほど打ち合わせをして、翌日は朝7時からの勤務とか、ずっとそんな生活でした」と語ります。

開業後は忙しい患者さんのために、土曜日の午後(第2・第4土曜除く)にも診療時間を設けたり、長く診療にあたってきた患者さんを中心に訪問診療をおこなったりと診療方法に工夫が凝らされています。
また、院内にはアロマの香りが漂い、院長のご自宅で飼われているウサギをモチーフにした陶器の置物や陶板画が飾られて、できるだけ患者さんがリラックスした状態で受診できるような心遣いがなされています。

「看護師5名、受付・事務3名のスタッフ全員が一人ひとりの患者さんに寄り添い、思いやりをもった、人にやさしい医療を提供していきたい」と河合院長は締めくくりました。

河合クリニック

診療科目 腎・泌尿器科
TEL 0586-47-4145
URL http://www.clinic-kawai.jp/

すぎやま内科クリニック

メディカルガーデンいまいせのイメージ2

専門医がそばにいる心強さ

河合クリニックの開院から約9か月後、医療モールの敷地内に隣接して「すぎやま内科クリニック」がオープン。
「すでに河合先生のクリニックには患者さんが定着しているという状況を聞きました。そういう実績のあるクリニックが開業している医療モールなら安心だろうということで、この場所での開院に迷いはありませんでした。私自身、あまり泌尿器科は得意じゃないこともあって、近くに泌尿器専門の先生がいらっしゃれば心強いなとも思いました」と、杉山正洋院長は語ります。

医療モールならではの診療科を跨いだ診診連携についても大きなメリットを感じています。
「糖尿病の患者さんが、血尿が出たということで受診に来られたのです。超音波検査では異常は見つからなかったのですが、今までなかった血尿だったので、『ちゃんと泌尿器科で診てもらったほうがいいよ』と隣接する専門の河合先生を紹介致しました。すると、膀胱鏡でやっとわかるくらいのごくごく初期の膀胱がんを河合先生に見つけていただきました。医療モールならではのメリットを実感しました」。

マイナスをプラスにできるような医療をしたい

そもそも杉山院長が独立を考えたのは、勤務医時代に消化器内科を専門としていたものの、もっと患者さんを全人的に診たい、幅広い年齢層の患者さんを診たいという思いがあったからでした。どうしても大きな総合病院では、専門科ごとに細分化され、役割分担で診療にあたらざるを得ない状況だったといいます。

「大きな病院では往診や訪問診療をやっているところが少ないので、足腰が弱くなった患者さんが通えなくなると開業医の先生にお願いすることになります。それでも患者さんのその後の経過が気になってしょうがない性分なんです」。独立開業後は、訪問診療も積極的に展開。個人宅や老人ホームなどの施設に出向き、通院ができない患者さんのために尽力しています。

「抽象的になりますが、治療というのはマイナス状態の患者さんをゼロの状態に戻すだけです。病気が悪化したらまたマイナスに戻ってしまう。理想は患者さんをマイナスからプラスの状態にしてあげたい。そういった医療を提供できないものかと常々考えています。その方法論の一つに、抗加齢医学、いわゆるアンチエイジングがあります。いかにカッコよく老いるか、そのサポートができればと思い、専門医の資格も取りました」。

現在「メディカルガーデンいまいせ」の隣接地には約300坪の空き地があり、将来的には医療モール拡張の計画もあります。「拡張するとなれば総合メディカルさんに頑張っていただいて、ぜひ別の診療科のクリニックを増やしてほしいのです。ほかのクリニックの先生方との相談になりますが、今後広い駐車場を活用して “健康まつり”のような催しものを開きたいですね。地域の方々にもっと医療モールの存在を身近に感じてもらい、健康に関する啓蒙につながればいいと思っています」と、杉山院長は将来に向けた熱い思いを語ってくださいました。

すぎやま内科クリニック

診療科目 一般内科・消化器内科・アレルギー科・小児科・皮膚科
TEL 0586-48-5000
URL http://sugiyama-naika.com/

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