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石川県の医院開業動向情報

皮膚科や精神科が増加、能登北部地域では産婦人科が不足。

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日本海に面し、南北に長い石川県。北陸3県の中心都市・金沢市があります。
石川県は能登北部、能登中部、石川中央、南加賀の4地域に区分されますが、そのうち、医師は石川中央地域に偏在しています。一方、能登北部地域では医師不足が問題となっており、とくに産婦人科など特定の診療科目で減少傾向にあります。
石川県の人口10万人対医師数は279.0人となっており、全国平均(237.8人)を大きく上回ります。診療所を開業すれば医療スタッフとなる医師も多く見つかり、あなたを手伝ってくれることでしょう。日本海側、北陸地方のほぼ中央部に位置する石川県。都市圏には加賀百万石で有名な加賀地区と、和倉温泉のある七尾市や朝市で有名な輪島市などを含む能登地区があります。
南北に長い石川県は、4つの医療圏(能登北部、能登中部、石川中央、南加賀)に分けられます。県の人口10万人当たりの医師数は毎年増加傾向で、医療スタッフが充実していることから働きやすい環境になっているようです。

一方で能登北部医療圏の医師不足、南加賀医療圏の救急告示病院の不足、産科医の減少、医療機関のない無医地区があるなど、「地域偏在・診療科偏在」という問題も抱えています。
厚生労働省の「石川県地域医療再生計画」によれば、診療所数は平成8年と比較して、皮膚科や精神科が増えている一方、産婦人科、外科、小児科を標榜科目に掲げるところが減ってきている傾向がみられます。

しかし「医療施設動態調査(厚生労働省)」によれば、平成16年から平成26年にかけて増加した診療所は31施設。増減率は3.7%となっており、これは北陸地方ではもっとも高い増減率です。現在、石川県には約870の診療所数、960以上の病床数がありますが、今後も診療所数/病床数が増えていくことが予想されています。新規の診療所開業も期待できるでしょう。

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