エリア別/医院開業動向情報

長野県の医院開業動向情報

都市部以外で特に診療所開設のニーズが高まる。

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長野県は長野自動車道、甲信越自動車道、さらにJR長野新幹線が開通したことによって、首都圏や関西方面へのアクセスも良好になりました。空の玄関口としては、大阪や札幌、福岡への定期便が発着している松本空港があります。
長野県で開業する診療所の多くは、松本市や長野市、上田市を中心にして点在しています。診療科目で多いのは、内科や小児科で、この2つを合わせると1,421の診療所数になります(重複計上)。他には、外科や整形外科、消化器内科などが多くなっています。日本列島のほぼ中央、甲信越地方に位置する長野県。長野県にある病院/一般診療所の数は、厚生労働省の「都道府県-指定都市・特別区・中核市(再掲)別にみた施設数及び人口10 万対施設数」によれば、病院は131施設、一般診療所は1,561施設となっています。これらの数値を人口10万人対病院数・診療所数に換算すると、病院6.2施設、診療所74施設となります。全国平均が病院6.7施設、診療所79.1施設であるので、どちらも若干不足気味といえます。とくに長野市や松本市などの都市部以外では、過疎化や高齢化が進んでいて、新しい診療所へのニーズが高まっています。

こうした流れの中で、長野県の診療所・クリニック数は平成16年から平成26年にかけて、60施設も増えました。これは増減率にすれば4.0%の伸びを示しており、これから新規開業する医師にとっても開業しやすい地域といえるでしょう。
また都市部で開業する場合は競合相手がやや多くなりますが、それでも戸建て所有や戸建て賃貸だけでなく、ビルテナント、クリニックモール、クリニックビレッジなどさまざま形態で開業することができることが大きな魅力です。それぞれの地域に根ざした特性を研究し、クリニック独自の特色を打ち出して道を開いてください。

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