藤沢眼科の医院開業事例


外観


内装

開業タイプ 新規開業
所在地 香川県高松市
科目 眼科
病床数 なし
藤沢眼科
〒761-8041 香川県高松市檀紙町59-1
TEL:087-885-1010
http://fujisawa-a-eyeclinic.com/

インタビュー

開業のきっかけは何でしょうか。

院長 藤澤 綾氏 父が眼科の開業医をしていました。その背中を見て育ったため、幼いころから医師になりたいという気持ちはありました。診療科の選択も父の影響が大きかったと思います。眼科か内科で迷ったこともありましたが、手術や処置をしたいという思いがあり、少人数のスタッフでも手術ができる眼科に決めました。

医師になったころから「いずれは開業しよう」と思っていましたが、長く勤務していた病院での診療にやりがいを感じていたため、具体的には考えていませんでした。しかし、父が体調を崩したことがきっかけで、本格的に開業を決意することになりました。
開業で苦労したことはありますか。
父の医院は敷地が狭く、渋滞も多い場所で利便性が良いとは言えないうえに、近くに眼科のクリニックも多く、「この場所では開業自体を考え直さないといけないかもしれない」と迷うほどでした。他の土地も視野に入れて探し始めたときにこの檀紙町の土地を地元の銀行から紹介してもらいました。この土地は、高松市内中心部からやや離れた郊外に位置しますが、診療圏内に住宅地が増えていて、インターも近く交通の便も良い場所です。近くに眼科のクリニックは少なく、何より勤務していた病院から3キロほどと近いため、連携がとりやすいということが決め手になりました。

突然の開業で準備不足でしたが、土地や届出関係、銀行の融資のことを総合メディカルが手伝ってくれたので助かりました。そういったことは素人ですので、プロに頼んだことでスムーズに開業できたと思います。そして、開業を決意してから1年半後の2018年4月に、父の法人を継承して移転開業しました。
クリニックの特色を教えてください。
当院は、0歳から100歳まで幅広い世代の患者さんが来院されており、1日の外来患者数は30人以上です。眼科疾患全般を診ていますが、若い世代であれば、結膜炎や近視などが多く、高齢者になると白内障などが多くみられます。また、当院は白内障や眼瞼下垂などの日帰り手術に対応していることも特色です。白内障の手術は、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、眼内レンズを入れるという手術ですが、局所麻酔で行いますのでほとんど痛みは感じません。眼瞼下垂は、上瞼が下かっている状態のことで、ゆるんだ筋肉と周囲組織の結合を再構築するように縫合することで治療します。縫合手術後は、視野も広くなり外見も変化しますので患者さんから喜ばれています。当院ではこのような手術にも対応するため、手術機器や検査機器は最新のものを取り入れています。

脳梗塞や脳動脈瘤などの大きな疾患が、最初に眼の症状として現れる場合もあります。そのため心配な場合は、勤務医時代の病院へ紹介してその日のうちにMRI検査をしてもらうこともあります。その結果、実際に脳梗塞や脳動脈瘤が見つかったこともありました。近隣の病院とも連携の体制を整えており、入院での手術希望の方は近隣の病院へ紹介し、逆に日帰り手術を希望される方は当院へご紹介いただいています。

当院の近隣には、内科と外科クリニックや、有料老人ホームなどを運営する複合型介護施設があります。眼科は糖尿病など様々な全身の疾患と関係するため、クリニックや施設から患者さんに当院の受診を勧めていただいたり、逆に当院から内科受診を促すこともあります。施設が発行している新聞に当院の紹介文を掲載していただいていますので広告のひとつになっています。

そのほかの広報活動は、ホームページや立て看板を利用しました。最近、インターネットでの来院予約を開始しましたので、若い世代の患者さんが増えてきましたね。

  • OCT(光干渉断層計)検査により、網膜疾患や緑内障の早期発見を行う。

  • 手術中の眼内圧を維持することができる手術装置を導入し、安全性を高めている。

  • 術後にゆっくり休めるリカバリー室を完備。
スタッフにも恵まれているそうですね。

経験豊富なスタッフが藤澤院長を支えている。 現在のスタッフは、事務2人、看護師4人、視能訓練士が1人です。総合メディカル立ち会いのもと採用面接を行い、新規で採用した方が3人。それ以外は勤務していた病院からついてきてくれた方や、父の医院で働いていた事務の方などです。視能訓練士は全国的にも人材不足で、求人を出してもなかなか見つからないことが多いと聞きますが、以前勤務していた病院の方が一緒に頑張ってくれることになりました。眼科は特殊な診療科なので、検査ひとつにしても身に付くまでに時間がかかりますが、経験豊富なスタッフに恵まれたことでスムーズにスタートできました。新規採用の方にも経験のあるスタッフが教育してくれるので助かります。また、数か月に一回はスタッフ全員で勉強会を開いており、疑問に思っていることなどを出し合う機会を設けています。私自身も、開業して診療報酬の知識がより必要になりましたので、眼科に詳しい事務スタッフに教えてもらうことができ勉強になります。支えてくれるスタッフのおかげで一年間やってこられたと感じています。
今後の目標を教えてください。

疾患の早期発見のために丁寧な診療を行う藤澤院長。 地域に根差し、地域の人に安心していただけるクリニックを目指しています。
そして、最新の医療機器も揃えていますから、最新の医療も提供していきたいです。現在、勤務医時代の患者さんや、父の医院に来られていた患者さんにも来ていただいているほか、家族で来院されている患者さんもいらっしゃいます。子どもからお年寄りまでをファミリーで診れていると思うとうれしいですね。

今後、積極的にクリニックを大きくしていこうということはありません。今の規模でできることを地道にやっていきたいです。まずは、手術件数を増やすことが目標です。現在は火曜日の午後を手術の時間に充てており、週に3件の日帰り手術を実施していますが、手術待ちの患者さんがいらっしゃいますので、今より増やして週5件の手術ができたらいいですね。そうすることで、外来患者数も増えていくのではないかと思っています。外来患者数は来年までに1日50人を目指しています。

そのためには診療をしっかりと行い、また、疾患を継続して診ていく必要がある患者さんに来てもらわなければなりません。例えば、緑内障は10人に1人の割合で発症するといわれており、点眼等の継続した治療が必要ですが、自分自身ではなかなか気づかずに受診が遅れるケースが多くあります。そういった疾患を積極的に見つけるために、結膜炎などの別の疾患で受診された際も気を付けてチェックするようにしています。

地域の方々の不安を取り除き、安心していただける診療を続けていきたいです。そのあとの計画はこれから考えていければと思っていますが、地域の方々のお役に立てたらいいですね。
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