開業にあたって、高齢者のフレイル対策や働く世代の生活習慣病予防にも力を注ぎたいと思い、クリニック2階にフィットネスを併設しました。フレイルは、加齢に伴い、筋力や認知機能などが低下し、要介護手前の状態になることです。厚生労働省も2018年から、本格的に対策に乗り出しており、運動や□腔ケア、栄養指導など複数のアプローチが必要だと言われています。
筋トレマシンを充実させ、高齢者には「貯筋」を勧めている。
当院のフィットネスには、筋力トレーニングと有酸素運動のマシンを設置しており、30代から85歳まで、約250人が会員登録しています。高齢者には、筋力を低下させないよう「貯筋」が大切と声をかけています。高齢者は運動習慣がない人も多いため、生活に根差したところでの意識付けが大切です。定期的にABI(血圧脈波測定装置)検査を実施し、利用者に運動の効果を実感してもらっていますので、健康意識は向上していると感じています。