理事長 山田 詠剛氏
クリニックモール内に開業した奈良本院。
小学生のころ、小児ぜんそくがあり、よく病院で受診をしていました。病院に行くと、あんなに苦しかったのに、不思議と楽になれる。「医師はすごいな」という憧れをいだいたのが医師を目指したきっかけです。
三重大学医学部に進学し、サークル活動でゴルフ部にも入部したのですが、そこで現在の大阪院院長・南川光義氏、現在の京都院院長・村上貴章氏と出会いました。大学院で皮膚科医局に入局したのも南川院長に誘われたからでした。皮膚科は、症状を見てすぐに診断できるので、自分の性格に合っていると感じています。
大学院を卒業して博士号を取得し、その後日本皮膚科学会の専門医も取得、大学から派遣された地域の中核病院でさまざまな皮膚科疾患の治療経験を積みました。その中で開業を考え始めたのですが、割と早い時期、医師になって数年経ったころだと思います。
アトピーの人やニキビのひどい人は、髭剃りなどの刺激でさらに悪化してしまいます。刺激を与えないためには脱毛が効果的ですが、保険診療では対応できません。そこで、主疾患の治療を補完するために自由診療を取り入れ、治療の幅を広げたいと考えました。治療をする上で皮膚を良くするために必要だと思ったことを行っています。
2003年、奈良市の神殿町で皮膚科クリニックを開業しました。当時から、保険診療と自由診療を取り入れており、患者さんの数も増加してきました。手狭になったことから10年、JR奈良駅直結の医療モール内に移転し、えいご皮フ科奈良本院として開設しました。現在、毎日約100人が受診しており、患者さんの割合は、保険診療5:自由診療5となっています。