工場跡地に開発された医療モールなので、開院当初は集患に苦労しました。
当時は1階がスーパーではなくマンションのモデルルームでした。2階の医療モールは場所もわかりにくく、オーナーに看板を付けてもらいましたが、開業当時の患者さんは1日10人程度でした。ネットと口コミで集患を図り、周辺のマンションの完成後は患者さんも徐々に増え続け、今は20~30代の方を中心に1日50~60人の来院があります。
モールには内科の他に、整形外科、皮膚科、小児科、歯科があり、複数のクリニックに通われる患者さんも多いです。集患効果は医療モールで開院するメリットの一つですが、クリニック同士が円滑な関係を保つためには、診療領域を明確にしておくことが大切だと思います。
標榜科目は、内科、呼吸器内科、アレルギー科で、専門の呼吸器診療では、「咳外来」や「禁煙外来」も設けています。開業にあたって専門診療に特化することも考えましたが、プライマリーケアにも貢献したいという思いがあり、呼吸器内科と総合内科診療の両方を柱とすることにしました。
できるだけ患者さんの医療費と待ち時間を少なくし、質の高い医療の提供を心がけています。治療方法も、患者さんの希望をできるだけ尊重しています。