興村脳神経外科クリニック(埼玉県)の医院開業事例


外観


内装

開業タイプ 新規開業
所在地 埼玉県吉川市
科目 脳神経外科
病床数 無床
興村脳神経外科クリニック
〒342-0033 埼玉県吉川市中曽根2-6-6
TEL:048-984-0020
http://okimura-nouge.com/

インタビュー

開業のきっかけを教えてください。

院長 興村 義孝氏 私の父は、診療所の勤務医をしていました。町医者として地域の患者さんの信頼を得ていたようですが、若い頃の私は町医者を、大学や大病院の勤務医より低い立場だと考えていたのかもしれません。父と同じ干葉大学医学部を卒業した後、脳神経外科医として、大学病院や基幹病院で働いてきました。

脳神経外科の場合はとくに、手術や救急外来にばかり意識が向きがちです。私もそうでしたが、あるとき、「手術が必要な患者さんもそうでない患者さんも、悩みを抱えているという点では同じなのだ」という当たり前のことに気づきました。

「ゆっくりと患者さんの話を伺い、よく説明したい」という気持ちから、開業という選択肢を考え始めました。そうした思いを抱えているなかで、10年ほど前に父が亡くなり、1人暮らしとなった母が病気を抱えるようになると、開業への思いがより膨らんでいったのです。
開業を決めてからオープンまでの流れを教えてください。
開業するなら出身地の埼玉県浦和市に近いところと考えていました。ただ、私の家は千葉市にあり、医師としてずっと千葉県で働いてきたため、土地勘もつてもありません。そんなとき、WEBの広告で偶然見つけた総合メディカルさんに相談したのです。
実際にお会いした担当者の人柄に全幅の信頼を置き、その後はほぼ「お任せ」でした。千葉と浦和の間、武蔵野線の沿線で物件を探していただいたのですが、なかなか格好の物件が見つからず、ちょっと時間がかかりました。しかしその分、慎重に選定を進めていただいたと理解しています。
開業にあたって困ったこと、悩んだことはありませんでしたか。

パソコンや模型も使って丁寧に説明をする 開業するということは、投資をし、スタッフを雇用して経営者になる、ということです。頭ではわかっていたつもりでしたが、開業前はすべて総合メディカルさんにお任せで、私は自分のそろえたい医療機器の希望を出すくらいでした。

そのような状態での開業です。当初は本当に「経営者失格」でした。総合メディカルさんにお任せしたところは順調なのですが、肝心の保険診療の仕組みについて私自身があまりに無知で、まともに請求ができない有り様でした。勤務医時代は、すべて事務方に任せきりでした。

実は私、スタッフから「お坊ちゃん」と呼ばれています。開業時の「駄目経営者」ぶりがまだ印象に強く残っているのでしょう。今は少しましになっているとは思うのですが…。
どのようなクリニックを目指していらっしゃいますか。

患者さんとのコミュニケーションを大切にする 「患者さんの話をよく伺う」「よく説明する」「わからないことにわかったふりをしない」。このあたりまえのことを、毎日呪文のように繰り返しています。
当院は、原則として来院当日にMRI検査が受けられる、というのを「売り」にしています。しかし、何でもかんでも一律に精密検査、とはしていません。一人ひとりの患者さんに検査の意義をよく説明し、納得していただいたうえで実施しています。

脳神経外科は最終的には手術療法まで行うものですが、手術は専門のしかるべき医療施設に紹介しています。当院の役割は、的確な診断をつけ、それを患者さんにしっかりと説明し、納得を得ることだと思っています。
もちろん、薬物療法などできる範囲での治療は行っていますが、まずは的確な診断を第一に考えています。

開業は2011年の10月。以来1年半がたち、来院患者数は当初の3倍にまでなりました。
とはいえ、安定的な経営のためにはもう一歩かと…。

来院される患者さんは、「ロコミ」がきっかけ、という方が多いようです。今年初めから、院内広報「興村脳神経外科クリニック通信」の発行を始めました。患者さんとのコミュニケーションのきっかけとして、さらには「口コミ」のツールになればと期待しています。
クリニックの特色を教えてください。

オープンタイプのMRI 第一に脳神経外科検査に特化したクリニック、ということが言えると思います。オ-プンタイプのMRI、マルチスライスCT、頚動脈エコーなど、検査機器はかなり充実しています。これらを使い、脳卒中や脳腫瘍、認知症などの診断、早期発見を使命としています。

私自身も経験してきたことですが、脳神経外科がある、大学や大病院では、検査機器の予約がとりにくく、外来で即日検査、というわけにはなかなかいきません。しかし当院なら「小回り」がききます。必要な検査は、即日実施できます。
これは、患者さんの利便性にも寄与できると考えています。

第二に脳の病気を予防するための、さらに言えば、地域の皆さまの健康管理の一端を担うクリニックと言えます。寝たきりにならないためには、生活習慣病の管理や骨折の予防が大切です。このような点についても、できる限り患者さんの相談にのり、当クリニックで治療不可能なものについては、適切な紹介をするように心がけています。

クリニックは、木のぬくもりを活かしたデザインにしており、患者さんにリラックスしていただき、素直にお話をいただけるような雰囲気にしています。
今後の目標を教えて下さい。

マルチスライスCTを採用 まずは安定経営を達成することです。
開院時に総合メディカルさんが示してくれた収支計画の目安より遅れてはいるのですが、徐々に収益が上がるようになってきています。理念や開業時の思いを大切にしながら、地域の皆様に認めていただけるよう地道な努力を継続していくしかないと思っています。

経営者として今考えることは、ここまでのクリニックスタッフの頑張りに報いてあげたいということです。安定経営を早く達成し、スタッフの処遇改善をしたいですね。そのためにも、私自身が経営者として成長しなければ、と考えています。
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