開業事例

山本内科・糖尿病内科

山本内科・糖尿病内科ギャラリー
山本内科・糖尿病内科ギャラリー2
山本内科・糖尿病内科サムネイル
山本内科・糖尿病内科サムネイル2

山本内科・糖尿病内科

開業タイプ 新規開業
科目 内科、糖尿病内科(代謝内科)
所在地 〒802-0002 福岡県北九州市小倉北区京町4丁目5-22
TEL TEL:093-521-8131
URL http://yamamotonaika-tonyobyoka.com/

インタビュー

開業を決意した動機についてお聞かせ下さい。

長年、病院で糖尿病外来を担当してきて、一人ひとりに十分な時間が取れないことが悩みでした。糖尿病の患者さんは増える一方ですから、病院では、ますます忙しくなり、余裕のない診察を余儀なくされていました。糖尿病の診療は、食事指導や運動指導、血糖コントロールなど、個々の患者さんに応じたきめ細かな対応が不可欠です。

また、糖尿病の合併症を防ぐためには、もっと時間をかけて患者さんとコミュニケーションを図り、じっくり診察することが必要で、そのためには開業したほうが良いのではないかと以前から考えていました。たまたま知人から、「いい場所があるので開業しないか」と現在の物件を紹介され、そこから急きょ開業準備を始めることになりました。

山本内科・糖尿病内科のイメージ
院長 山本 操 氏

開業にあたっての最大の悩みと、コンサルティング会社から支援を受けるメリットは?

開業の立地は決まったものの、開業資金の準備、機器の導入、スタッフの採用など、何から手を付けたら良いのか、まったく分からない状況でした。そんな折、取引先の銀行から総合メディカルを紹介していただきました。物件を借りてしまうと、すぐに家賃が発生しますから、できるだけ早く開業したかったのですが、おかげさまで、たった半年間の準備で開業にこぎつけることができました。

病院に勤務しながら毎週、総合メディカルの担当者の方に相談して、診療圏調査、集患対策、医院の内装、医療機器の導入、スタッフの募集、開業にあたっての保健所への届け出、各種事務手続きなど、すべてお手伝いしていただきました。特に開業時にどれくらいの資金が必要なのかは皆目見当がつきませんでしたが、見積もりを出していただき、銀行からの借り入れもスムーズに受けることができました。また、限られた開業資金の中でも、リース契約で必要な医療機器を導入することもでき、助かりました。これだけの短期間で、とても自分一人の力では開業準備はできなかったと思います。

山本内科・糖尿病内科のイメージ2
処置室

実際に開業をしてみて、いかがですか?

余裕を持って診療ができるようになり、開業して本当に良かったと思っています。勤務医時代は、午前は週4~5回の外来診療で1日40~50人を診察し、午後は入院患者さんを10~20人を診察していました。とにかく人手が足りないので、当直もありましたし、その他さまざまな雑務に追われて、まったく余裕がありませんでした。あまりに忙しくて、患者さんとじっくりコミュニケーションを図ることができず、それが残念だったので、現在は大変に満足しています。

当院は予約制で1人10分の診察時間を取っており、待ち時間も最小限にすることができました。HbA1cなどの血液検査の結果は5分で分かるので、検査、診療、処方箋の発行まで全部で20分もあれば終わります。例えば、働き盛りの忙しい患者さんは、病院で午前中いっぱいを費やすような時間はなかなか取れません。病院では午後の外来診療はままならないでしょう。そういったことが、糖尿病治療からドロップアウトする原因になっている人が非常に多いのです。しばらく病院に行く時間が取れずに、次に病院に来たときには、合併症がかなり進行してしまい、きちんと治療していれば予防できたのに、と残念に思うことがよくありました。開業して、忙しい患者さんにも、限られた時間の中で通っていただけるような環境を整えることができたのは大きなメリットだと思います。

山本内科・糖尿病内科のイメージ3
受付

糖尿病の患者さんで血糖コントロールがうまくいかない人には、それなりの理由があるものです。一方的に指導するのではなく、なぜ、良くならないのか、患者さんの話をよく聞いて、一緒に考えていくことが大切です。例えば、昼ご飯に「ごぼう天うどん」と「いなりずし」3個を食べているという人がいたら、うどんの前にプチトマトときゅうりのスライス、キャベツの千切りなどを食べておけば、「いなりずし」は食べなくても、すぐにお腹が空かないし、急激な血糖値の上昇も防げますよ、と具体的にアドバイスします。長年続けてきた生活習慣を変えることはとても難しいものですから、患者さんの生活に合わせて、できることから始めていただくことが必要です。

今後、取り組んでいきたいことは?

日々の診療をさらに充実させて、看護師や非常勤の栄養士も含めたチームで対応していきたいと考えています。現在、2名の看護師が糖尿病療養指導士(CDE)の資格取得を目指して頑張ってくれていますので、さらに専門性の高い指導をスタッフ全員ができるようにしていきたいです。運動療法にも取り組みたいですし、通院が途絶えてしまった患者さんに手紙を出すなど、さらにきめ細かいサポートができるようにしていきたいと思っています。

開業を考えている先生へのアドバイスがあればお願いします。

開業したいという気持ちがあるなら、早めに総合メディカルのようなコンサルティング会社に相談したほうがいいと思います。私自身、実は5年ほど前から開業したいと考えていたのですが、勤務医として忙しい生活を送っていると、なかなか準備に踏み切れませんでした。あまりにも短期間で開業したので、開業してから医院の看板を立てたり、ホームページを開設したり、対応が追い付かなかった部分もあったので、やはり準備を始めるなら早いに越したことはないと思います。

いざ開業となると、資金やスタッフの問題など、いろいろと心配に思うかもしれませんが、コンサルティング会社に依頼すれば、すべてお手伝いしてもらえます。その分、自分はやりたい診療に専念できるので、それ以外のことは専門家に任せてしまったほうがスムーズに開業できると思います。

山本内科・糖尿病内科のイメージ4
山本内科・糖尿病内科ロゴタイプ

開業事例一覧に戻る