しまむらクリニック(神奈川県)の医院開業事例


外観


内装

開業タイプ クリニックモール 新規開業
所在地 川崎市高津区
科目 内科、消化器科
病床数 無床
しまむらクリニック
〒213-0023 神奈川県川崎市高津区子母口497-2
子母口クリニックモール1F
TEL:044-788-0008
http://www.shimamura-clinic.jp/

インタビュー

開業を決意した動機についてお聞かせ下さい。

院長 島村 健氏 もともと開業医を目指していました。大学病院で臨床経験を積み、アメリカで最先端の医療にも触れ、後輩のお手伝いもしてきて、そろそろ自分が本来やりたかったことを始めようと思ったのです。
私の開業医のイメージは昔ながらの“町の医師”です。専門は消化器内科ですが、循環器、糖尿病やがんの化学療法も行っています。また、在宅診療にも取り組んでおり、終末期の緩和ケア、看取りも行います。自分の専門だけを診るという方法もありますが、それでは勤務医と同じでしょう。
私は患者さんが困っていることがあれば、できる限り役に立ちたいと思っています。例えば更年期障害の患者さんには、漢方薬などを使って、できる範囲のことはすべてします。がんの患者さんも、大きな病院で治療が軌道に乗ってきたら、当院で薬を処方して、年に1回病院に行くようにすれば、負担が少なくなります。消化器がんに限らず、乳がんの患者さんでも、通院でカバーできる範囲のことは行っています。
開業にあたっての最大の悩みと、コンサルティング会社から支援を受けるメリットは?

エントランス いざ開業しようと思っても、どの場所が良いのかわかりませんでしたから、総合メディカルに開業支援サービスをお願いしました。最初のうちは、患者さんが必要とするところであれば、全国どこにでも行くつもりでしたが、ちょうど自宅から車で10分ほどの場所が見つかりました。駅から少し離れた住宅街にありますが、開業後「ここにクリニックができて良かった」という住民の方の声をたくさんいただきました。開業を成功させるためには立地が大きなポイントの一つと言われます。不便な場所こそ困っている患者さんが多く、医療ニーズが高いという側面もあると思います。

また、開業に当たっては、医療機器や電子カルテの選定など、煩雑な事務手続きがたくさんあります。スタッフを採用するときは、総合メディカルの担当者に、面接にも立ち会ってもらいました。おかげで優秀なスタッフを採用することができて感謝しています。

開業後も頻繁に来てもらっていますが、書類手続きなどに時間を取られることが少なく、医療に専念できるのも大きなメリットだと思います。費用は掛かりますが、その分、患者さんをしっかり診る時間ができるので、頼んで良かったと思っています。
実際に開業をしてみて、いかがですか?
開業して8ヶ月、忙しいながら、思い描いていたような毎日を送っています。消化器内視鏡検査は、できるだけ患者さんの苦痛がないよう工夫していて、“こんなにラクに受けられたのは初めて”と言っていただくことが多いです。苦痛が少なければ定期的に検査を受けてくださる方も増えて、がんの早期発見につながるはずです。すでに早期がんが数多く見つかっています。

ぜんそく発作で呼吸困難に陥っていた患者さんが、コントロールがうまくいくようになって柔らかな表情になったり、肺炎で苦しんでいた患者さんが、2~3日点滴に通っていただいて元気になったり…。治療によって患者さんが元気になっていく姿を見るのは、医師として最大の喜びです。
また、優秀なスタッフには、大いに助けられています。私が直接、指示をしなくても自主的に仕事をしてくれるので、レセプトのことなど、安心して任せることができます。スタッフ同士も仲が良く、クリニック内も暖かい雰囲気です。
メディカルモールには、小児科も同時に開業したので、当院では成人の診療に専念できる点がとても大きかったです。小児科の先生とは、年齢が近いこともあって、いろいろな話もできますし、一緒に仕事ができて嬉しいです。
今後、取り組んでいきたいことは?

受付 在宅診療を拡充していきたいと思っています。勤務医時代、大学病院の臨床腫瘍科で、病院内で亡くなる方を数多く見てきました。「本当は住み慣れたわが家で最期の日々を過ごしたいだろう」と強く感じていました。しかし、家で最期を迎えるためには、往診のサポートがなければ難しいのです。今後、さらに高齢化が進んでいくことを考えると、地域で在宅療養を支える仕組みを作っていかなければなりません。

クリニックでは現在、昼休みや診療後の時間を活用して、だいたい15軒くらいを訪問しています。終末期の患者さんには看護師と合わせて1軒あたり週4回くらい訪問しています。すでに家での看取りをさせていただいた患者さんも何人もいます。患者さんや家族の満足感、納得感が高いので、非常に手応えを感じています。
将来的には、“自宅で最期の瞬間まで過ごせる地域”にすることを目指していますが、自分1人では限界があります。そのために、地域の先生方と協力して取り組んでいきたいと思っています。

当院も、ゆくゆくは後輩の先生方と、何人かで外来ができるようにしていきたいです。

神経内科、甲状腺科、内分泌科など、いろいろな専門の先生が来てくれれば、診療範囲もさらに広がっていくでしょう。
さらに、クリニックを地域の人にとっての憩いの場にできればと願っています。待合室で、お茶やコーヒーが飲めるようにして、受付のスタッフと世間話ができる気軽に立ち寄れるような空間にしたいのです。
今まで、この地域に医療機関が少なく、不便を感じていた患者さんのために、できることは何でもしていきたいと思っています。
開業を考えている先生へのアドバイスがあればお願いします。
患者さんの抱えている悩みは、自分の専門領域だけとは限りません。ですから、勤務医のように自分の専門以外診ることがない、というわけにはいきません。開業医の立場で地域の患者さんのお役に立つには、さまざまなお困りのことに、どれだけ対応できるかが重要だと思います。勤務医時代から、幅広い診療技術を身に付けておいたほうが良いでしょう。また、在宅訪問診療では患者さんの生活の場に入っていきます。例えば、入浴介助が大変そうなら、行政サービスが使えるよう支援するなどの心配りが必要です。自分は医師だからやらない、というのではなく、目の前の患者さんにとって何が必要かを知る姿勢が大切なのだと思います。

開業医は何でも1人でしなければならないから大変、と思うかもしれませんが、実際は、地域の先生方やスタッフ、コンサルティング会社など多くの人に支えられて毎日が成り立っています。自分が本来やりたい医療に専念するためには、周囲の人々との協力が非常に大切だと痛感しています。
開業は大変だと思って躊躇している先生には、毎日、本当にやりがいがあって楽しいですよ、と伝えたいですね。
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