1. CES2017:世界が注目したヘルスケア製品5選

海外医療トピックス

2017.04.11

CES2017
世界が注目したヘルスケア製品5選

2017年1月にラスベガスで開催された「CES (Consumer Electronics Show )2017」。CESは、今年で50周年を記念する歴史あるイベント。IT、家電などに関する世界最大規模の総合展示会で、1年に1回全米民生技術協会(CTA)によって開催されています。最新のテクノロジーやイノベーションのアイデアが集結する当イベントでは、ヘルスケアをはじめとしたさまざまな分野の商品やプロトタイプに出会うことができます。今回は、2017年の展示会で発表された製品の中から、注目を浴びたヘルスケア関連のアイデアを5つご紹介します。

Willow(ウェアラブル搾乳器)

(画像参照:Willow

母乳がなかなか出なかったり出産後すぐに仕事へ戻ったりする女性にとって、搾乳器は心強い味方です。しかし従来の搾乳器は手動であったり、電動であってもコードやチューブがあるために、固定位置から動けなかったりと、縛りの多いものでした。

ウェアラブル搾乳器のWillowは、コードやチューブは一切なし。ブラジャーの中にパッドのように入れておくだけで、自動的に搾乳を行って袋に貯め、搾乳量をアプリへ通知してくれるというものです。

AIRE(血液中のガスを測定し、自分に合った食べ物を判断してくれる)

(画像参照:FoodMarble

どうも最近消化器官の調子が良くない……そんなときは何を食べればよいか、悩んでしまいますよね。FoodMarble社のAIREは、呼吸を吹き込むことでその人の消化器官についてのデータを採取し、そのデータに基づいてその人に合った食生活を見出してくれるものです。

体の中で食べ物が消化不良を起こすと、消化器官内でガスが発生し、そのガスが血液に入り込み肺までたどり着きます。肺までたどり着いたガスは呼吸として吐き出されるため、AIREで呼吸内のガスを計測することで、消化の状況が分かる仕組みとなっています。

TEMPTRAQ(幼児用体温測定システム)

(画像参照:TEMPTRAQ

子供が発熱したから、心配で30分おきに検温しなければ……特定の病気の小児患者さんだから、定期的な検温と体温管理がとても重要……そんなときに活躍するのが、肌に貼っておくだけで子供の体温を継続的にモニターしてくれるTEMPTRAQです。

同室にいなくても体温の管理ができるので、寝ている子供を起こしてしまわない。発熱するとアプリ経由で通知が入る。1つのスマートフォンで複数の子供の情報を管理できる。一般家庭から医療機関まで、多くの場所で役立つテクノロジーになりそうです。

2breathe's sleep inducer(睡眠導入サポート)

(画像参照:2breathe

簡単に眠りにつきたい……質の良い睡眠をとりたい……2breathe社の睡眠導入サポートシステムはそんな人々のために開発されたものです。アメリカ睡眠医学会は眠りにつくための方法として深呼吸を推奨していますが、効率良い深呼吸法をマスターするのは安易ではありません。

この深呼吸を正しく行い眠りを導くためのサポートを提供してくれるのがこちら。専属のバンドを胸腹部に装着してベッドに横たわり、スイッチを入れたら後はアプリの指示にしたがって呼吸を繰り返していくうちに、眠りにつけるというものです。

philldrill(薬の服用トラッキングシステム)

(画像参照:pilldrill

一人暮らしの人や、服用している薬の種類が多い人にとって、決められたタイミングで決められた薬を正確に服用するのは、時として難しいものです。pilldrillは登録しておいた服用スケジュールに沿って、必要な時間に薬を服用するようリマインドしてくれます。

また専用アプリで薬の服用履歴を確認できるだけでなく、家族に「○○さんが今、XXの薬を服用しました」といった通知を送ってくれるので、同居していなかったり、日中は仕事に出ていて家にいなかったりする人も、安心することができます。

まとめ

世界各国で日々、多くのイノベーションや新テクノロジーが誕生しています。ヘルスケア関連のイノベーションは人々の健康状態の向上の観点からも注目度が高く、常に新しいニュースが飛び交っているため全てを把握するのはたやすくありません。CESのような大きなイベントは、ヘルスケアテクノロジーの進化に興味を持つ医師にとって、最新の興味深い情報に一挙に出会うことができる有意な場です。

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