1. 動画で楽しむ海外の病院ツアー!あふれるアイデアをみてみよう

海外医療トピックス

2015.11.06

動画で楽しむ海外の病院ツアー!
あふれるアイデアをみてみよう

自分が勤めている病院以外の建物の内部をじっくりと見る機会は、なかなかありませんよね。それが海外の病院となればなおさらです。しかし、現在はインターネットのおかげで、世界中のさまざまな病院の風景を知ることができます。
今回は、病院の細部まで見せてくれるツアー動画に焦点をあて、世界各国の病院ではどのようなアイデアが生かされているのか、どんな素敵な空間が作られているのかをみてみましょう。

Parkland Hospital(アメリカ・テキサス州ダラス市)


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アメリカ・テキサス州ダラスにあるParkland Hospitalは、広大な面積を誇ります。病院の建物に使用されたガラスの総面積は、なんと4万平方メートル以上。東京ドームの面積が4万6,755平方メートルですから、どれだけたくさんのガラスなのかが想像できます。
2015年8月に新装オープンしたこの病院は、1日に訪れる患者さんの数が平均3万人。動画の中に映し出されるのは、清潔感あふれる広々としたロビー、シャワーやバス付きの個室、設備の整った手術室など。
今回の改装で新しく設けられた、NICUの個室も見逃せないポイントです。

「患者さんのケアに必要なのは“家族”」という信念をもとに、家族のためのスペースを設けたこの病院は、ただ規模の大きさが特徴的というだけでなく、患者さんにとって整った環境とはどういったものかをしっかり考えたうえで、デザインされています。

La Rabida 子供病院(アメリカ・イリノイ州シカゴ市)


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アメリカ・イリノイ州シカゴにあるLa Rabida子供病院は、1896年設立という長い歴史を持つ病院です。広大なミシガン湖の横に建ち、院内には、カラフルな装いと、子供のための施設があふれ、プレイルームはもちろん、リハビリ施設や最新テクノロジーを搭載した医療機器が揃っています。
「入院している子供たちの体のケアだけでなく、心や魂のケアも行いたい」La Rabidaの職員はそう言います。各種専門医やセラピストたちが共存して、子供たち一人ひとりにあった丁寧なケアができる病院。重度の病気や怪我をもつ子供は、日常生活を送ることが困難です。

こういった子供たちにとって、いかに快適なケアを提供できるかを考えることが、大切であることを教えてくれます。

Thunder Bay Regional Health Sciences Centre(カナダ・オンタリオ州)


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美しい自然あふれるカナダ・オンタリオ州に位置する?Thunder Bay Regional Health Sciences Centre?は、コミュニティーと密接した関係を築いている病院です。オンタリオ北西部には、糖尿病やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの病気をもつ患者さんがたくさんいます。こういった患者さんがいつでもすぐに診察や治療が受けられる施設として、この病院は重要な役割を果たしているのです。
また、コミュニティーに住む人々との会話を元に、健康を保つために必要な要素は何かを考える努力も欠かしません。

ヘルスケア関係者や研究機関の協力をもとに、先住民向けの伝統的なヒーリング治療を取り入れたり、慢性的な病気に対する予防や治療法などを研究したりなど、あらゆる面から医療に取り組んでいます。

この病院は、病気や怪我を治療することだけが目的の病院ではありません。人々の生活面や文化的要素まで考えながら、ホリスティックなケアを提供する場所となっています。「人々が健康な毎日を送るための拠り所」として、コミュニティーにとってなくてはならない存在として愛されています。

Henry Ford West Bloomfield Hospital(アメリカ・ミシガン州ウエストブルームフィールド郡区)


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敷地内にあるグリーンハウスで、患者さんの食事のための野菜を育てる病院。シェフによるお料理教室や、インストラクターによるヨガクラスが受けられる病院。そんなユニークな病院が、アメリカ・ミシガン州デトロイト首都地方にある、Henry Ford West Bloomfield Hospitalです。

緑があふれるこの病院は、見た目だけでなく雰囲気は匂いまでも「病院」らしくない場所。「ここを訪れる人々は“患者さん”ではなく“お客様”だ」というコンセプトを掲げているだけあり、訪れる人々に心地よい時間を過ごさせてくれる空間です。

最新の技術やテクノロジーを提供するだけでなく、患者さんのために何ができるのか。患者さんにとって自分はどういった存在(場所)であるべきか。そういった目線から作られた病院なのです。

病院を変えるためのアイデア探しをしよう

病院というのは確かに、「検査」や「治療」を行う場所です。しかしそれとともに、患者さんやその家族が心身を休めて健康になれる場所であるべきではないでしょうか。
今回ご紹介した4つの病院は、それぞれが患者さんやその家族について考えたうえでデザインされたものでした。医師として、「患者さんとどのような姿勢で向き合うべきか」「地域に根付く医療を目指すうえで、どのようなポイントが重要となるか」などの、アイデアとなりそうなものはありましたか?

病院のシステムを変えたい。病院の雰囲気を変えたい。そんな考えを持っているならば、こういった海外動画を見てひらめきを探してみるのも、一つの案ではないでしょうか。

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