1. 職場でのセクハラ問題 あなたはどう乗り越える?

女性医師働きやすさ向上委員会

意外と多い女性医師へのセクハラ問題。あなたの職場は大丈夫?職場でのセクハラ問題 あなたはどう乗り越える?

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会社員などに比べると、女性医師へのセクハラ問題は表立って話題にあがりませんが、女性医師へのセクハラ問題がないわけではありません。セクハラは明確な規定がないだけに、不快に感じながらも泣き寝入りするケースが多くあります。

女性医師の比率が高まるにつれて、セクハラ件数も増えているようです。こうした現状を踏まえ、「セクハラかも?」と感じたときの対処法、セクハラを未然に防ぐための予防策などをご紹介します。

これってセクハラ?と思ったら

どこからが「セクハラ」になるのでしょうか。一般的に、された側が「不快」に感じたら「セクハラ」といわれますが、セクハラの態様はさまざまある上、「不快」に感じるレベルは人によっても異なります。「ここからはセクハラ」と線引きできないがゆえに、「もしかしたら自分の思い違いかも」と考えてしまいがちです。
加害者と被害者では、ここからがセクハラだと感じるラインにズレがあることも、「セクハラ」が増える原因になっています。そのため、「ここからはセクハラ」だという線引きを、まず自分で決めることが大切です。

もしもセクハラ被害にあったら

医療現場におけるセクハラには、職場内のスタッフから受けるセクハラと、患者から受けるセクハラのふたつがあります。特に診察室や病室など、密室に近い環境の中で発生しがちな患者からのセクハラは、対処の仕方が非常に難しいといわれます。
患者から受けるセクハラにはどんなケースがあり、万一の場合はどのように対処すればよいのでしょうか。
加害者が患者の場合、相手が病気であることから、医師としての立場で相手を傷つけてはいけないという気持ちが先に立ち、はっきりと「やめてほしい」と意思表示をしにくい場合が見られます。しかし、相手が病気の患者だからといって我慢したり、気づかないふりをしたりする必要はまったくありません。優柔不断な態度を取り続けることは、相手の行為をエスカレートさせるだけでなく、第二、第三の被害を生むことにもなりかねません。

セクハラ被害に受けた場合は、必ずその場で「止めてください」と冷静に伝えること。それでも止めない場合は、すぐに人を呼びましょう。診療後に上司や管理職に報告します。繰り返すようであれば、患者に被害届の提出などの対応をせざるを得なくなることを病院担当者から伝えてもらいましょう。

逆ギレするなどの悪質な患者の場合は、病院の相談窓口や管理者に相談した上で「いつ・どこで・だれに・何をされたのか・自分はどう思ったのか」等をメモに書き起こしたり、相手との会話をICレコーダーで録音しておくなどして証拠を残すことも有効な手段です。病院側で対処してもらえないときや院外で相談したい場合は、都道府県労働局雇用均等室や市町村の専用窓口、法テラスなどに相談することもできます。

セクハラを予防するためには

密室になりがちな診察室では、セクハラと気がついたら、冷静に対処することが大切です。医師が感情的になれば患者もさらに感情的になってしまいます。医師が冷静に対処することができれば、その段階でおさまることがほとんどです。可能であれば、男性看護師に診察補助についてもらうのも有効です。

また、院内の目につきやすい場所にセクハラに対する警告ポスターを掲示したり、警察署の連絡先などを貼っておくのもよいでしょう。後ろめたい気持ちを持っている人に、こうしたポスターは案外目につきやすく、組織としてセクハラ対策を行っていることをアピールしておければ、セクハラの抑止になります。

セクハラを現在受けている方はもちろん、今後の不安がある方も、ぜひ積極的な対策をとるように心がけてください。その場限りの対応だけではなく、セクハラを受けたときは決まった対応が取れるように、前もってマニュアル化することも有効です。今回の記事ようにとるべき対応がわかっていれば、心理的な負担は少なくなっていくことでしょう。

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