若手医師向け 先輩医師からのアドバイス

育児中に行えるスキルアップ法

ライター医師プロフィール
年齢 : 30代後半 性別 : 女性 科目 : 精神科 私自身が母親になってから「スキルアップ」を考えるようになったのは、出産して2年ほどたったころでした。それまでは、出産前と同様の仕事量を限られた時間の中でこなすことで精いっぱいで、とても新しいことに取り組む余裕はなかったように思います。
育児が安定し、自身のことに少し目を向ける余裕が出てきたときにふと、考えるようになりました。周囲を見回すと、自分の科での専門医の他にもう少し細分化された学会での専門医をとる勉強をはじめたり、興味のある分野がだんだん固まってきて、その分野で実績のある病院に見学や国内留学の予定があったりと、私の気づかない間に同世代の医師は着々とスキルアップを進めていてちょっと焦るような気持ちになったのも事実です。
今回、私が実際に育児をしながら、医師としてのスキルアップで行ったことと、スキルアップの機会を通して得られたことをお伝えします。

できることから、徐々にステップアップ

時間がない状況には変わりはないので、いろいろ考えた結果、目に見えるものとして産業医の資格をひとまず取ることに決めました。幸い、病院の方で取得を推奨している資格で、支援制度もあったので、数日間の集中講義と何回かの講習会で取得をすることができました。その間は夫に子どもを見てもらい、本当に久しぶりに勉強をする、という機会に恵まれて学生時代とは全く違う新鮮な感動を覚えました。それからは、機会があれば講習や学会などに時々出席するようにし、私なりにスキルアップを図りました。

目的を持っても勉強は、気持ちのリフレッシュにも!

日々のルーティンに加えて、自分の勉強のために一人でどこかに出かけ、講習の合間にゆっくり外でランチを食べる、という経験は、ただ買い物に行く、友達と食事に行くというよりも罪悪感も少なく、とてもいいリフレッシュの機会でもありました。今考えると、夜泣きで大変だった1歳の時や、その前にでもこういったスキルアップの機会を持てていたら、精神衛生上も良かったのかなと思います。

まとめ

子育ては一時期の間は肉体的、精神的に大変だと思います。ただ、医師としてのキャリアは子育てが落ち着けば、また再開できるのが現在の医療業界です。育児だけでなく、資格を取得するために活動するのもいいリフレッシュにもなります。ご家族にご自分の仕事への意思や要望を話す機会を作り、サポート体制を整えた上で再度医師としてのスキルアップをご検討されてもいいかもしれません。