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30代から考える、女性医師の働き方(2)

ライター医師プロフィール
年齢 : 40代前半 性別 : 女性 科目 : 内科 医師としての30代、特にその前半は、後期研修、大学院での博士号取得、専門医や指導医の資格取得などとトレーニング期間も多く、キャリア形成には非常に重要な時期ですが、なかなかトレーニング期間中は経済的には十分ではありません。
さらに、家庭を持つ医師にとっては、どうしても出産や育児に伴う負担もあり、収入を含め経済的な問題に関しては気苦労が耐えないのではないでしょうか?そこで、私の体験を基に、この時期に気を付けたことをご紹介します。

30代の女性医師の働くうえでの問題点

1:トレーニング期間中、十分な収入をそのポストから得にくい
私は大学でのトレーニングの時期には医局員として大学の業務をサポートし、いくらかの給料を得ることはできました。しかし、同時に大学院生としての学費及び大学のある都市部での住居費・生活費をカバーできるほどのものではありませんでした。
そこで、生活費・住居費に関しては非常勤でのアルバイトでカバーし、学費に関しては、キャリア形成のための自己投資と考え、大学に戻るまでの病院勤務で蓄えた貯金を利用しました。私の友人の女性医師の方も、30代にそれまでに蓄えた自己資金を使って、ニューヨークの有名病院に留学され、帰国後はその経験を生かし専門家として活躍されています。
このように30代は収入が大きく増減するので、貯蓄の時期、自己投資の時期を分けて考えることが大切でしょう。

2:結婚・出産・育児などの家庭生活との両立を考えると、収入が…
まず、「子どもが小さい間は当直が難しい」、「ご主人の勤務地にあわせないといけない」などの理由で、常勤の仕事をみつけるのが困難であるケースがあげられます。私を含め女性医師の方で、当直が困難もしくは不可能といった理由で常勤のポストをはずれ、非常勤のポストで仕事を継続されるケースも多いと思います。
また、例えばご主人の地方転勤や海外赴任などの理由で、ご主人の勤務地にあった常勤のポジションを得ることが難しいケースもよく聞きます。この場合はやはり自分の仕事や置かれている状況に応じて、公的サービスをうまく活用することやキャリアチェンジを視野に入れ、自分自身のライフスタイルを見直していかなければなりません。

出産・育児の期間は、シビアな状況が続く

さらに問題は出産・育児の面で職場のサポートがあるにせよ、保育施設等が十分であるとはいえず、勤務している間の子どものケアを確保するための経済的な負担(ベビーシッティング費用など)は考えておかなければいけない出費です。

ワークライフバランスのモデルケース

私の知り合いの女性医師の方ですが、消化器内科医として働いていた彼女は、出産を契機に、大企業の産業医にキャリアチェンジしました。病院勤めの時と比べて、育児に十分な時間がかけられると同時に、収入面も問題ないようです。

まとめ

女性医師にとって30代は様々な困難があります。まず生活していく上でのお金の問題もありますが、自己投資も行わなければいけない。ご自身の今後のキャリアや仕事とのバランスを考え、得た収入をうまく貯蓄するなどいいと思います。
また、出産や育児のことを考えると、キャリアと収入の両面で事前に準備はしておいた方がいいと思います。例えばトレーニング期間中に資格などを取得するといったような将来設計も参考になるかもしれません。大変だとは思いますが、是非頑張って医師としてのキャリアを構築していってもらいたいです。