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30代から考える、女性医師の働き方

ライター医師プロフィール
年齢 : 40代前半 性別 : 女性 科目 : 内科 女性医師にとっての30代前半から後半は、仕事のスキルアップを求められると同時に、私生活でも結婚、妊娠、出産などの大きなイベントが多くなる時期でもあります。職場や私生活に悩みを抱えている女性医師の方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は女性医師ならではの悩みについて、私がどのようなことを経験し、対応していたか御紹介します。

職場での悩み

職場での悩みには様々なものがありますが、私が最も悩んだことは女性医師に対する偏見です。
例えば、仕事でミスをしてしまった時に、上司は「女性だから仕方がない」という結論を出すだけで、指導や指摘などはありませんでした。ミスをしてしまった仕事については、担当からはずされ、2度と受け持たせてもらえないことも多かったです。
また、女性医師に対して信用を置いていない患者さんもいます。患者さんに「担当医を男性医師に変えてくれ」と言われたこともありました。
当時は「女性医師だから」と言われたくないため、ミスしないように必死でした。しかし過度の緊張は、精神的に追い詰められますし、業務効率低下にも繋がります。当時、その様な問題で思うようにスキルアップできず、ジレンマを感じたことを覚えています。

支えになったのは、率直な意見をくれる存在

そんな時に、率直に意見を言ってくれる先輩医師やベテラン看護師に出会えたことは、私の支えになりました。当時は厳しいことを言う人だと思いましたが、後になって考えると、厳しいことを言ってくれる存在こそ大変有難いものです。厳しい言葉は、時に理不尽に聞こえることもありますが、謙虚に自分の身を振り返ることが大切です。また、多くの人から信頼されている先輩女性医師に出会え、その方の行動を観察し、どうしたら信頼されるのか、参考にしていました。
その様に私自身は環境に恵まれていましたが、そうでない方も多くいらっしゃるかと思います。そのような時は、外に目を向けてみてはいかがでしょうか。医療業界の勉強会に積極的に参加してみたりして、他の医師との出会いや交流を深めて、自分に合ったコミュニティーを見つけて飛び込んでみたり、自ら形成してみるのも良いと思います。

育児と仕事の両立

私の家庭では、育児は一手に私が受け持たなければなりませんでした。その理由は、主人は仕事が忙しくて育児ができないことと、私たちの両親は遠方に住んでいるので、両親の力も借りられない状況だったためです。
私は、そんな大変な育児中でも、医師の仕事を続けたかったので、産休後に復帰したいと職場に告げました。しかし、職場からは「当直ができないのであれば病院に残れない」と言われ、結局、別の病院で非常勤医師として働くことになりました。
育児を優先にした上での選択に今も後悔はありませんが、出産前のキャリアとは全く別の分野での勤務となってしまったため、今となって考えると、もっと選択肢はあったのではないかと思うこともあります。

育児と仕事の両立をはかる上での選択肢

例えば、託児施設がある病院で、常勤で働く。産業医など、当直がなく就業時間がきちんと決まっていて残業がない職務携帯に変更するなど、働き方は様々な形であります。
最近では、育児をしやすいような勤務体系の病院の求人も増えてきているようですので、そういった病院を選ぶことも視野にいれてもいいと考えます。

まとめ

女性医師には女性ならではの悩みがあります。職場での偏見。また結婚・出産・育児など、ライフスタイルにおいて大きなターニングポイント。これらの悩みに対して御自身だけで悩まず、謙虚な姿勢で周りの上司や同僚などともよく話し、医師としてのキャリアを頑張ってもらえればと思います。ひとりでも多くの女性医師が活躍されることをお祈りします。