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難聴者との音声コミュニケーション ~伝える、聴こえるをデザインする~

【第5回】 導入事例紹介 〔東京駅センタービルクリニック〕

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第4回は 関西・関東で約1400人の在宅患者を受け持つおひさま会(神戸市垂水区)山口高秀理事長のインタビューを紹介させていただきました。今回は、発売当初よりcomuoonをご利用いただいている、東京駅センタービルクリニックの清末有宏先生にお話をうかがいました。

患者さんご本人とのコミュニケーションを第一に、
“伝わる診療”を心がけていきたい

東京駅センタービルクリニック 院長 清末 有宏 先生■東京駅センタービルクリニック 院長 清末 有宏 先生
東大病院循環器内科でスタッフドクターを務める傍ら、2009年に東京駅センタービルクリニックを設立。現在、両方の現場でcomuoonを活用し、難聴の方を含め患者さんと直接対話する診療に取り組んでいらっしゃいます。

―― comuoonを導入された経緯は?
当院に来られる患者さんの中には、難聴の方も数多くいらっしゃいます。もちろん耳鼻科ではないので「何かの病気で来院された患者さんが、難聴も抱えていらっしゃる」というケースがほとんどです。しかし、私たちの専門領域が内科という性質上、いままではそういった方に対する受け入れ体制が十分に整っていませんでした。また、難聴を抱えていても補聴器を装用せずにいらっしゃる方も多く、診療でお話をする際、私たち医師も患者さんもお互いストレスフルになってしまうこともありました。

そんなとき、知人から中石社長を紹介してもらう機会があり、そこで初めてcomuoonと出会いました。早速、当院で使ってみたところ、高い効果を実感し、当院用と東大病院用に2台導入させていただいた次第です。
―― comuoonをどのように使われていますか?
当院では、主に診察室でcomuoonを活用しています。難聴の患者さんはご家族と来られるケースが多いのですが、病気の説明や今後の治療法などを伝える際、ご家族に普通にお話をして、後からもう一度ご本人に同じ内容を言い直すというスタイルになりがちなんですね。

また、私がスタッフドクターを務める東大病院の方では、治療の同意書を患者さんに書いていただくことがあります。しかし、患者さんが難聴を抱えていると、専門用語の多い手術の説明はどうしても伝わりづらい。一番伝えるべき患者さんご本人にきちんとお話ができないのは、医師としてとてももどかしい思いです。

でも、comuoonを使えば、私の話をご本人とご家族に同時に聴いていただけるので、コミュニケーションが非常にスムーズになりました。それは効率だけでなく、患者さんの気持ちの面でもとても良いことだと感じています。
―― comuoonに対する患者さんの反応は?
comuoonは丸みのあるやさしい形状なので、診察室に置いても違和感がありませんし、患者さんにとっても抵抗感がないようです。患者さんがcomuoonに興味を示されていれば説明をしますし、逆に気にしていないようであれば、あえて説明を控えるようにしています。聴こえの問題は繊細なことですし、“自然”にふるまうのが何よりも大切だからです。
実際にcomuoonを使って診療すると「先生の説明が聴き取れてよくわかりました」とおっしゃっていただくこともあります。私の話を聴いて、自然とうなずいてくれるようになった患者さんも多いですね。従来に比べて、目に見えて対話がしやすくなったと実感しています。

また、診察はパソコンモニターに表示する電子カルテを使って行うので、どうしても患者さんから視線を外してしまうことがあります。そういうときに一般的な方であれば、そのままモニターを見ながら説明しても問題はありません。しかし、難聴の方の場合、私がモニターに顔を向けると「自分に話しかけられている」という感覚がなくなってしまい、そこで相互のコミュニケーションが途絶えてしまうんですね。
それがcomuoonのおかげでモニターを見ながら話をしても、私の声がスピーカー越しに患者さんにしっかりと届くので、対話がより自然になりました。
―― 医療現場でcomuoonの普及に期待していることは?
日本では今後ますます高齢化が進み、老人性難聴者の人口がさらに増加する見通しです。そうなると、患者さんの年齢層が高齢世代中心になってきますので、医療現場でのコミュニケーションはさらに重要度が高まることでしょう。
現在、医療現場で起きるエラーの多くはミスコミュニケーションが原因です。そういう意味でも、高齢化の進む社会でcomuoonはますます重宝されるのではないでしょうか。医師と患者さんの良好な関係は、円滑なコミュニケーションがあってこそ初めて成り立つものですので、これからも患者さんに寄り添う診療を心がけて頑張っていきたいと思います。
記事提供
中石 真一路
(慶應義塾大学SFC研究所 所員、広島大学 宇宙再生医療センター 研究員、日本聴覚医学会 準会員)

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社

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