アメリカで臨床留学し、世界に羽ばたこう

【第8回】 USMLE® という試験について Ⅲ

>>一覧はこちら

USMLE® の試験について3回目ということですので、今回はSTEP3がテーマになります。

STEP3について

アメリカでは、大雑把に言って、medical schoolを卒業し、マッチングで病院に配属されてから1年ぐらいでSTEP3を受験し、また、規定のPostgraduate Training研修期限を修了させて州のmedical boardに医師ライセンス申請を行うことになります。(人により受験のタイミングは異なるようですが。)

IMGsで州の医師ライセンスを取得したい方にとっても、マッチング後は同じ流れになりますが、中にはマッチング前にSTEP3を先に受験し、後からPostgraduate Trainingを修了させて、どこかの州のmedical boardにライセンス申請する方もいます。

IMGsで、将来STEP3を受験しようと考えている方は、何にしてもまずはSTEP1&2の第一関門を突破しましょう。受験には、STEP1, 2CK, 2CSに合格し、ECFMG® Certificateを取得していることが条件となります。その直後でSTEP3の手続きや州で働くための医師ライセンスの取得の仕方などの情報収集をされる方が、過去の情報に惑わされることがなくなります。(STEP3受験と州のライセンス取得については、何かにつけて変更されたりするので情報収集が面倒です。)

まず、受験手続きはECFMG®ではなく、The Federation of State Medical Boards(FSMB)のサイトから行うことになりますので誤解のないように。

州の医師ライセンスを取得することを考えている方にとって現状で注意すべき点は、最初に合格したSTEP(1か2CK、もしくは2CS)から7年以内にSTEP3まで合格していることを条件としている州が多いことです。

もっとも中には10年以内を条件付けている州もあれば、制限なしとしている州もあるようです。また、州によっては指定されている最低期間のPostgraduate Trainingを修了していないとライセンス申請はできないようです。各州のmedical boardにより他にも制限や規定を設けていることもありますので注意しましょう。

気になる方はFSMBのサイトを見てください。特に、希望している州があれば、その州のMedical Boardのサイトからライセンス申請書をダウンロードしてみると、いろいろ条件がまとまって記載されているので理解しやすいと思います。

試験概要

STEP3は日本国内では受験できません。アメリカ国内での2日間のテストとなります。
試験会場は、STEP1や2CKと同様にプロメトリック(www.prometric.com)のテスト会場(米国)です。

STEP3では、臨床問題を解くことになりますが、中にはデータを読み解いたり、患者をどのように扱うかも含めて誰からもsuperviseされずに自己責任ですべてを判断・決断していく、医師としてのマネージメント能力も要求されます。

1日目:Foundations of Independent Practice (FIP)
233問からなるCBT選択式問題で6ブロックに分けて行われます。1ブロック1時間で38~40問。5分間のチュートリアルや45分の休憩時間あり。問題の素材として薬の広告や臨床研究抜粋なども扱われます。

2日目:Advanced Clinical Medicine (ACM)
180問のCBT選択肢問題で6ブロックに分けて行われます。1ブロック45分で30問。5分間のチュートリアルや45分の休憩時間もあり。

さらに、2日目にはCCS(computer-based case simulations)と呼ばれるテストも行われます。患者を相手にしたシミュレーションテストで、患者1人につき約10分から20分かけて解答していき、計13人のケースを扱います。(患者自身が出てくることはないです。)素人目には臨床現場での「シミュレーションゲーム」のように見えるのですが、マウスをクリックしながら身体検査を指示し、時間を指定したり、患者を移動させたり、提示された患者情報から医療判断を下し、情報を加筆していくなど、まさに自らの判断で臨床現場を正しく導いていくスキルが要求されます。
※問題数や時間などは変更される場合があります。

学習用資料・ツール

学習用資料
USMLE.orgのサイトのPractice Materials: STEP3 (http://www.usmle.org/practice-materials/index.html ) には、具体的なサンプル問題やCCSも体験できるソフトウェアがダウンロードできますので、実際に試してみるとイメージがつかめると思います(受験者には必須)。

学習ツール
Kaplanなら、STEP1やSTEP2CKと同様にオンラインのビデオ学習(ビデオ収録総時間は約100時間)やQbankがあります。CCS対策については、Kaplan名物講師Conrad Fischer MD先生が、ビデオレクチャーの中で重要なポイントを説明していたりします。
選択式問題に対する演習は、QbankやUWorldなどでの学習が中心になります。ただCCSの演習となると現時点ではQbankよりUWorldが...(泣)

参照元:http://www.usmle.org/
最新試験情報はこちらで必ず確認してください。

記事提供

株式会社 シェーンコーポレーション カプラン御茶ノ水センター

株式会社 シェーンコーポレーション カプラン御茶ノ水センター
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町 1-2-3 Z会御茶ノ水ビル8階
【カプラン御茶ノ水センターについて】
KAPLAN Test Prep International Inc.とZHホールディングス(株)とのプロバイダー契約に基づき、グループ企業である(株)シェーンコーポレーションが運営しています。KAPLAN御茶ノ水センターでは、Kaplan Certified Education Center (KCEP)として、世界共通基準であるKAPLAN Test Prep の優れた各種試験対策コースを提供しています。

■ USMLE®コースのセミナー、体験レッスンのお申し込みはこちらから