アメリカで臨床留学し、世界に羽ばたこう

【第2回】 USMLE® という試験について Ⅰ

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USMLE®には、STEP1、2、3の3種類の試験があることは前回述べましたが、今回はSTEP1についての紹介です。

USMLE® Step1という試験はアメリカのメディカルスクールで3年進級時に受験するテストとなりますが、IMGsとっては、基礎医学(Basic Sciences)について問われる内容といった方が分かりやすいでしょう。

具体的な科目としては、解剖学(Anatomy)、生化学(Biochemistry)、生理学(Physiology)、病理学(Pathology)、薬理学(Pharmacology)、微生物学及び免疫学(Microbiology & Immunology)、行動科学(Behavioral Science)に分かれていますが、その中でも特にしっかり押さえておいてもらいたいのは、3 Ps(Physiology, Pathology, & Pharmacology)と生化学 (Biochemistry) の科目です。さらに日本の医師国家試験受験ではあまり重視されていない、微生物学と行動科学について、USMLE® Step1ではかなり深いところまで出題されるので、十分注意してください。

大学では臓器別に学習することが多いと思いますが、その土台の上でさらに科目別に学習することで、今まで学習してきた内容を他の視点から学習し整理できる利点があります。

アメリカでは、このBasic Sciencesに出てくる概念や原理をしっかりマスターすることで生涯医師として勉強・研究し続けるための基盤になると考えています。単に演習問題を解いていればそれでよいとは考えていませんので、どんな応用問題にも対応できるように基本的な概念や原理を英語で学習し直してください。

応用問題を解けるということはハイスコア取得にもつながりますので、その分、マッチングに通る確率は高くなってきます。

■ 試験形式の概略

1. 日本国内で受験可能。

One-DayテストでCBT(Computer-Based Test)形式で多肢選択式となります。選択肢の数は様々です。全308問が7ブロックに分かれ、1ブロック1時間で44問となっています。(1問当たり約81秒で解く計算です。)テスト時間以外には、試験スタートしてから終了するまでの間に最低トータル45分の休憩や15分のチュートリアルがあります。
※問題数や時間などは変更される場合があります。
かなり長時間に渡って液晶画面で英文を読むことになりますので、英語での集中力を最後まで維持できるかがカギになります。

以下公式サイトではサンプル問題などでていますので関心のある方はご参照ください。
USMLE.org  http://www.usmle.org/practice-materials/index.html


2. 医学生でも受験できるStep1

USMLE Step1は医学生でも受験できます。通常の書類以外に必要なのは大学で基礎医学を履修修了したという証明書です。基礎医学の履修修了のタイミングは大学によっても異なりますがこのタイミングは少しずつ早くなっているようで、早ければ3年終了時、遅くとも4年終了時には受験可能となるはずです。実際に4年生でStep1に合格する例も出ています。
ただ、試験合格スコアの有効期間が7年ですので、最初に合格してから7年以内に他のSTEPにも合格しなければならないことになります。その期間内に、国試に合格し、国内で卒後研修を終えて国内での自分の居場所を確保したり、米国の医師とネットワークを組んでおくなど、将来に向けて何をしたいのかを考え、並行して準備を進めていきましょう。
アメリカに臨床留学を考えている人は、CBTやポリクリの時期、交換留学、卒業試験や国試準備などありますが、学生中にはSTEP1に合格するように計画することを強く勧めます。


3. 医学部卒業後にSTEP1

卒業後にSTEP1対策を学習しようとすると、真っ先に問題になるのが「時間」です。医療現場で働いているとあっという間に数年がたってしまう、学生時代に習ったことを忘れていることが多いので思い出しながら学習するのに時間がかかる、学習科目が多く適当な図書を探しながら学習しているといつまでたっても終わらない、などなど。
最近ではオンラインコースもあるので、結局は、「レール」に乗って効率良く学習できる学習ツールを使ってコツコツ進めるしかないです。時折、模擬テストを受験して分野毎に正答率のデータをとりながら、自分の進捗状況を確認していきましょう。
ただし、長年かけて学習するものではないし、逆に時間をかけている方が結果的にはあまり芳しくない印象を持っています。受験するとなったら短期速習で挑んだ方が良い結果を出しやすいと感じています。

参照元 : http://www.usmle.org/
最新試験情報はこちらで必ず確認してください。

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