今日の医療において、読影は急性疾患・慢性疾患を問わず、医療行為を行う上で重要な役割を担っています。しかし、画像診断を行う専門医が不足している状況です。都市部と地方の医師の偏在も起きており、地方ではCT、MRI、超音波検査、一般撮影といった機器も不足しています。こうした問題を解決するものとして、近年は画像診断の専門医による遠隔画像診断が注目を集めています。遠隔画像診断が可能になったことで読影医がいない地方医療にも貢献できるようになりました。読影医の仕事内容は、病院の規模やスタッフの数によって若干の違いがあるものの、朝からスタートして定時の夕方には仕事が終わることも多いです。当直や残業がない職場もあります。そのため、QOL(クオティ・オブ・ライフ=生活の質)を追求しやすい仕事内容だといえるでしょう。年収も高く、経験や実績を積んだり、放射線診断専門医などの専門資格を取得したりすれば、年収2,000万円を超えることも珍しくありません。募集される求人数も多いため、転職しやすい分野です。