消防庁の「救急出動件数等(速報)」によると、平成25年の救急出動件数は591万5,965件、搬送人員は534万2,427人になりました。これは救急出動件数、搬送人員ともに過去最多の数値です。救急医療のニーズは年々高まっており、全国的に救急医が必要とされています。日本の救急システムは症状の状態に応じて初期救急(軽症)、2次救急(中等症)、3次救急(重症)に分かれます。初期救急医療を担う休日夜間救急センターは全国に556か所あり、2次救急の病院群輪番制病院は3,259か所、3次救急を担う救命救急センターは258か所(うち、高度救命救急センターは28か所)あります(平成24年12月16日現在 厚生労働省「救急医療を取り巻く現状」より)。これに対して、救急科専門医の人数は3,624名(平成25年8月現在 日本救急医学会より)となっており、1施設に1人の救急科専門医のところも多く、医師はまだまだ足りていません。常勤医の求人ニーズは非常に高く、転職チャンスは多いといえるでしょう。