和歌山県は「和歌山」「那賀」「橋本」「有田」「御坊」「田辺」「新宮」の7つの二次保健医療圏で構成されます。
同県の基準病床数は8,496床であり、既存病床数は11,528床(平成25年3月 5日時点 和歌山県『和歌山県保健医療計画』)と大きく上回っています。全圏域が基準を超えていることから、全国的に見ても医療が充実した地域といえます。
入院患者の動向を見ると、和歌山保健医療圏の病院を利用する人が全体の89.1%を占め、ほかの地域は3%以下、県外は5.1%です(平成20年 厚生労働省『患者調査』)。このように和歌山県では500床以上の大病院に患者が集中する傾向が見られるため、紹介・逆紹介システムを整備して、大病院と地域の病院を連携させています。医師の負担が軽くなるのはもちろん、今後は地域病院の求人募集も増えるでしょう。周産期医療や救急医療の見直しも進められており、各医師の需要も増大しています。一年を通して常勤・非常勤を問わず求人があり、医師の転職に適した地域といえます。
和歌山県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 和歌山県 | 全国 | 和歌山県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 758万円 | 1227万円 | -469万円 |
女性 | 559万円 | 1016万円 | -457万円 |
和歌山県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 和歌山県 | 全国 | 和歌山県-全国 |
---|---|---|---|
退職医師の補充 | 14.60% | 17.50% | -2.90% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 32.60% | 27.80% | 4.80% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 22.10% | 16.20% | 5.90% |
休診中の診療科の再開 | 3.30% | 2.30% | 1.00% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 1.40% | 2.20% | -0.80% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 6.80% | 8.40% | -1.60% |
救急医療への対応 | 9.80% | 14.10% | -4.30% |
正規雇用が望ましい | 7.00% | 8.40% | -1.40% |
近々医師の退職の予定があるため | 2.30% | 2.90% | -0.60% |