鳥取県は「東部」「中部」「西部」の3つの二次保健医療圏に区分されます。基準病床数に対する既存病床数はいずれの区域も大きく上回り 、全国的に見ても医療が充実した地域といえます。
平成23年度の人口10万人に対する受療率は入院が1,258(全国平均1,068)、外来は5,879(全国平均5,784)と、いずれも平均を上回ります 。県民の医療に対する意識が比較的高い都道府県といえます。なお、年齢別に見ると75歳以上が入院・外来ともに一番高くなっています 。少子高齢化が進む今、鳥取県における医療ニーズはより一層高まるでしょう。
人口10万人に対する医師数は265.9人で、全国8位です(平成25年 鳥取県『鳥取県保健医療計画』)。しかし、地域別に見ると西部を除いて全国平均には満たない状況です 。依然として医師の需要は多く、常勤・非常勤を問わず求人募集も盛んです。特に小児科や産婦人科などの需要が高い です。転職を考えている医師の方はぜひ参考にしてください。
鳥取県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 鳥取県 | 全国 | 鳥取県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 754万円 | 1227万円 | -473万円 |
女性 | 815万円 | 1016万円 | -201万円 |
鳥取県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 鳥取県 | 全国 | 鳥取県-全国 |
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退職医師の補充 | 20.90% | 17.50% | 3.40% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 28.00% | 27.80% | 0.20% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 17.80% | 16.20% | 1.60% |
休診中の診療科の再開 | 1.30% | 2.30% | -1.00% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 0.70% | 2.20% | -1.50% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 8.30% | 8.40% | -0.10% |
救急医療への対応 | 15.00% | 14.10% | 0.90% |
正規雇用が望ましい | 6.70% | 8.40% | -1.70% |
近々医師の退職の予定があるため | 1.30% | 2.90% | -1.60% |