沖縄県は、「北部」「中部」「南部」「宮古」「八重山」という5つの二次保健医療圏から構成 されます。沖縄県の医療施設に従事する医師数は、平成26年12月末時点で3,552人です(厚生労働省『医師・歯科医師・薬剤師調査』)。
医療圏ごとの医師数は那覇市のある南部医療圏が2,209人と最も多く、以下、中部医療圏(954人)、北部医療圏(194人)、宮古医療圏(101人)、八重山医療圏(94人)と続きます 。南部医療圏には大学病院、総合病院など勤務医師の多い医療施設が集中し、一般診療所数も多いです。常勤・非常勤ともに医師求人の多くは、この南部医療圏で募集されています。
また、県内には約50の有人離島があります が、離島医療は県立病院を中心に行われており、必要があれば陸上自衛隊や海上保安庁と連携したヘリ搬送が行われています。
沖縄県は観光地や居住地としての魅力を持ち、全国から人が集まる人気の高い地域です。Uターン・Iターンの転職先としても多くの医師に選ばれています。
沖縄県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 沖縄県 | 全国 | 沖縄県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 1550万円 | 1227万円 | 323万円 |
女性 | 1453万円 | 1016万円 | 437万円 |
沖縄県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 沖縄県 | 全国 | 沖縄県-全国 |
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退職医師の補充 | 19.30% | 17.50% | 1.80% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 32.70% | 27.80% | 4.90% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 18.10% | 16.20% | 1.90% |
休診中の診療科の再開 | 1.10% | 2.30% | -1.20% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 0.20% | 2.20% | -2.00% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 14.00% | 8.40% | 5.60% |
救急医療への対応 | 10.60% | 14.10% | -3.50% |
正規雇用が望ましい | 1.60% | 8.40% | -6.80% |
近々医師の退職の予定があるため | 2.50% | 2.90% | -0.40% |