- 県外からの転職も多く、医師の平均年齢は全国で2番目の若さ
- 日本の西南端に浮かぶ島々から構成される沖縄県。
沖縄県には、約3,400名の医師が働いています。これは、人口10万人当たりの医師数にすると233.1人となって、全国平均の226.5人を上回ります。また、医師の平均年齢が若いので、若手医師でも充実した医療スタッフのもとで働きやすいことが魅力です。
求人を探す場合に、海の見える病院を選んだり、離島の診療所を選んだりと、他の地域ではなかなかみられないような環境の中で職場を探せることも大きな魅力となっています。一年中花が咲き乱れる温暖な気候が魅力の沖縄県。各地にある美しいビーチには、色とりどりの魚たちが泳いでいます。ゆったりとした時間が流れる沖縄県で働きたいと考え、海を飛び越えて転職してくる医師も多いといいます。
沖縄県には約100の病院、800ほどの一般診療所があります。これは、全国的にみると少なめの数値です。
しかし、沖縄県では多くの場所で診療所の開業が急ピッチで進み、医療施設が着実に増えてきました。加えて、人口10万人当たりの医師数は233.1人と、全国平均(226.5人)を上回っているので、ひとつの施設に従事する医療スタッフの数は充実しているといえます。
なお県の人口は全国でも第4位の増加率を誇り、「少子高齢化」という多くの都道府県が抱えている問題についても低い水準での推移となっています。介護医療など、医療を圧迫するような問題が軽減されていることも魅力です。
また沖縄県における医師の平均年齢は47.5歳。全国平均より約2歳も若く、これは東京都に次いで第2位の若さです。若手医師が多いため、活気のある職場で働けるといえるでしょう。
ただ沖縄県には49の有人島があり、へき地医療という課題を抱えていることには注意が必要です。それでも、医師のなり手が少ない離島診療所では、好条件求人が期待できるというメリットもあり、県が主導で行っている「へき地医療の支援」を受けられることも大きな魅力です。
地域医療に貢献したい医師の方にとっては注目の地域といえるでしょう。
沖縄県は、「北部」「中部」「南部」「宮古」「八重山」という5つの二次保健医療圏から構成 されます。沖縄県の医療施設に従事する医師数は、平成26年12月末時点で3,552人です(厚生労働省『医師・歯科医師・薬剤師調査』)。
医療圏ごとの医師数は那覇市のある南部医療圏が2,209人と最も多く、以下、中部医療圏(954人)、北部医療圏(194人)、宮古医療圏(101人)、八重山医療圏(94人)と続きます 。南部医療圏には大学病院、総合病院など勤務医師の多い医療施設が集中し、一般診療所数も多いです。常勤・非常勤ともに医師求人の多くは、この南部医療圏で募集されています。
また、県内には約50の有人離島があります が、離島医療は県立病院を中心に行われており、必要があれば陸上自衛隊や海上保安庁と連携したヘリ搬送が行われています。
沖縄県は観光地や居住地としての魅力を持ち、全国から人が集まる人気の高い地域です。Uターン・Iターンの転職先としても多くの医師に選ばれています。