宮崎県は「延岡西臼杵」「日向入郷」「宮崎東諸県」「西都児湯」「日南串間」「都城北諸県」「西諸」という7つの二次医療圏から構成 されます。宮崎県の人口10万人当たりの医師数は、全国平均並みですが、九州地方では最も少ない数値です 。さらに、医師数・医療機関数ともに宮崎市のある宮崎東諸県医療圏に集中する など、医療資源の偏在化が問題となっています。そのため、九州地方の中でも宮崎県の求人ニーズは高まっているといえます。
特に、延岡西臼杵医療圏と都城北諸県医療圏は、「医師確保」と「救急医療の強化」に関して課題を抱えています 。そこで、宮崎県では「宮崎県地域医療支援機構」を立ち上げ、専門医や指導医の育成、研修医や医学生の県内定着に向けたキャリアアップ支援、資格取得のための経費助成など、さまざまな施策を進めています 。
そして、各医療機関では常勤医を中心とした求人募集を行っており、県外の転職希望者に対しても好条件の求人が多数募集されています。
宮崎県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 宮崎県 | 全国 | 宮崎県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 991万円 | 1227万円 | -236万円 |
女性 | 473万円 | 1016万円 | -543万円 |
宮崎県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 宮崎県 | 全国 | 宮崎県-全国 |
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退職医師の補充 | 20.80% | 17.50% | 3.30% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 23.20% | 27.80% | -4.60% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 11.80% | 16.20% | -4.40% |
休診中の診療科の再開 | 5.10% | 2.30% | 2.80% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 7.80% | 2.20% | 5.60% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 8.50% | 8.40% | 0.10% |
救急医療への対応 | 12.70% | 14.10% | -1.40% |
正規雇用が望ましい | 6.90% | 8.40% | -1.50% |
近々医師の退職の予定があるため | 3.10% | 2.90% | 0.20% |