- 40%が仙台市内に集中、医療機関・医師ともに不足
- 東北地方の太平洋側に位置する宮城県。宮城県の病院/診療所数は、厚生労働省による「都道府県-指定都市-中核市別にみた医療施設数-病床数」によると、146の病院、1,580の一般診療所があり、人口10万人当たりの医療施設数では病院が6.2、一般診療所が67.5という数値です。
病院数・一般診療所数ともに全国平均(病院が6.9、一般診療所が77.6)を下回っており、宮城県全体では深刻な医療機関や医師不足となっています。そのため医師の確保が急がれており、同時に働きやすい環境づくりも進んでいるので、勤務条件や待遇のいい求人案件にも期待ができます。豊かな自然と美味しい食材が多数ある宮城県。県内に約150施設ある病院の中には300床以上の病床数を持つ、東北大学病院や東北労災病院、NHO仙台医療センター、大崎市民病院、石巻赤十字病院、気仙沼市立病院、宮城県立がんセンター、NHO宮城病院などといった有名病院があります。県内にある病院のうち、約40%もの病院が仙台市内に集中しているという特徴があり、それ以外のエリアでは医療機関や医師の不足が深刻となっています。
平成22年の厚生労働省「病院等における必要医師数実態調査」によれば、宮城県の現員医師数は2,408.7人、必要求人医師数は267.2人となっており、倍率は1.11です。この倍率は全国平均とほぼ同じ水準です。
宮城県における人口10万人あたりの医師数は、都市部である仙台市を中心にした医療圏を除いた地域で、すべて全国の平均値を下回っているという状態です。そうした偏りを解消すべく、宮城県は各地域における病院間の再編やネットワーク化といった対策を進めています。
また、若い医師や経験の浅い医師が地域に定着してスキルアップしていける環境づくりや、定年後の医師・ブランクのある女性医師の復職サポートなどにも力を入れている医療機関が多くなってきているため、転職を希望している方にもおすすめです。
宮城県は、平成25年の『第6次宮城県地域医療計画』に基づき、従来7つに分かれていた二次医療圏を「仙南」「仙台」「大崎・栗原」「石巻・登米・気仙沼」の4圏域に再編しました。これは医療圏ごとの医療機関の機能分担および連携強化のあり方を見直し、より広域的に医療提供体制を構築することで限られた医療資源を効果的・効率的に地域住民に提供することを目的としています。
宮城県の人口10万人に対する医療施設従事医師数は221.2と全国平均を下回っており(平成26年 厚生労働省『医師・歯科医師・薬剤師調査』)、全体的に医療資源の不足、県北・仙台への一極集中が問題となっています。特にへき地医療の拡充が急務であり、へき地医療を担う医師が安心して勤務・生活できるよう、動機付けとキャリアパスの形成を支援し、へき地の医療従事者の定着をはかっています。このため、へき地の医療機関からは5大疾病に関連する科目の常勤医が強く求められており、厚遇の求人募集も多いです。宮城県への転職を検討する際は、こうした状況も念頭に置かれてはいかがでしょうか。
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