宮城県は、平成25年の『第6次宮城県地域医療計画』に基づき、従来7つに分かれていた二次医療圏を「仙南」「仙台」「大崎・栗原」「石巻・登米・気仙沼」の4圏域に再編しました。これは医療圏ごとの医療機関の機能分担および連携強化のあり方を見直し、より広域的に医療提供体制を構築することで限られた医療資源を効果的・効率的に地域住民に提供することを目的としています。
宮城県の人口10万人に対する医療施設従事医師数は221.2と全国平均を下回っており(平成26年 厚生労働省『医師・歯科医師・薬剤師調査』)、全体的に医療資源の不足、県北・仙台への一極集中が問題となっています。特にへき地医療の拡充が急務であり、へき地医療を担う医師が安心して勤務・生活できるよう、動機付けとキャリアパスの形成を支援し、へき地の医療従事者の定着をはかっています。このため、へき地の医療機関からは5大疾病に関連する科目の常勤医が強く求められており、厚遇の求人募集も多いです。宮城県への転職を検討する際は、こうした状況も念頭に置かれてはいかがでしょうか。
宮城県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 宮城県 | 全国 | 宮城県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 1344万円 | 1227万円 | 117万円 |
女性 | 1158万円 | 1016万円 | 142万円 |
宮城県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 宮城県 | 全国 | 宮城県-全国 |
---|---|---|---|
退職医師の補充 | 22.00% | 17.50% | 4.50% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 24.90% | 27.80% | -2.90% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 13.30% | 16.20% | -2.90% |
休診中の診療科の再開 | 3.90% | 2.30% | 1.60% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 3.10% | 2.20% | 0.90% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 14.90% | 8.40% | 6.50% |
救急医療への対応 | 7.90% | 14.10% | -6.20% |
正規雇用が望ましい | 7.20% | 8.40% | -1.20% |
近々医師の退職の予定があるため | 2.80% | 2.90% | -0.10% |