岩手県は楕円形に近い形状をしており、県北部から時計回りに「久慈」「宮古」「釜石」「気仙」「両磐」「胆江」「岩手中部」「盛岡」「二戸」の9つの二次保健医療圏に分かれ、広域的・専門的な保健サービスを効果的・効率的に提供しています。岩手県の人口10万人に対する医療施設従事医師数は192.0と全国平均の233.6を大きく下回っており(平成26年 厚生労働省『医師・歯科医師・薬剤師調査』)、東北の各県と同様、医師不足、医療資源の不足に悩まされています。また住民の高齢化も大きな問題です。こうした状況に対応すべく、岩手県では医療機関の相互の役割分担・連携のほか、保健・医療・介護・福祉との一体化を進めています。
また、岩手県では精神疾患および認知症、周産期医療、小児救急医療、救急医療、災害時における医療、へき地医療の充実が急務とされており、こうした分野に関連する科目の医師を充実させるべく、積極的な求人募集が行われています。特に常勤が可能な転職希望者に対して厚遇を提示している案件が多いです。
岩手県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 岩手県 | 全国 | 岩手県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 1739万円 | 1227万円 | 512万円 |
女性 | 1189万円 | 1016万円 | 173万円 |
岩手県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 岩手県 | 全国 | 岩手県-全国 |
---|---|---|---|
退職医師の補充 | 21.60% | 17.50% | 4.10% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 29.50% | 27.80% | 1.70% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 9.10% | 16.20% | -7.10% |
休診中の診療科の再開 | 3.90% | 2.30% | 1.60% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 1.40% | 2.20% | -0.80% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 11.40% | 8.40% | 3.00% |
救急医療への対応 | 11.20% | 14.10% | -2.90% |
正規雇用が望ましい | 9.70% | 8.40% | 1.30% |
近々医師の退職の予定があるため | 2.20% | 2.90% | -0.70% |