- 医療機関数・医師数ともに不足、千葉全域で求人ニーズあり
- 関東地方に属する千葉県は、気候が穏やかで暮らしやすい地域です。
千葉県の病院/診療所数は、厚生労働省の「都道府県-指定都市-中核市別にみた医療施設数-病床数」によれば、病院が284、一般診療所が3,642となっています。人口10万人当たりの医療施設数に換算すると、病院が4.6という数値で全国平均である6.9を大きく下回っています。さらに一般診療所は人口10万人当たり59.5で、こちらも全国平均の77.6を大きく下回ります。
千葉県では医師不足が深刻で、その分求人も多数あります。優秀な医師が全国から集まっている病院もあり、キャリアアップを目指すにも最適な環境です。海に囲まれた穏やかな千葉県。県内には約300の病院があり、中には、医大病院である千葉大学医学部附属病院や、病床数が800床を超える亀田総合病院、国保旭中央病院などの大規模な病院が地域ごとにあります。また日本医科大学千葉北総病院はドクターヘリ事業の基地となっています。
千葉県では千葉市を中心にして、比較的各地に基幹病院が分散しています。
一方、一般診療所数は約3,600施設となっており、こちらも各地に点在しています。全体的に医師不足であることと、幅広い種類の医療機関があることから、千葉市を中心にして求人も豊富にあります。そのため、希望に沿った職場で活躍することができるでしょう。
なお平成22年の厚生労働省「病院等における必要医師数実態調査」によれば、千葉県の現員医師数は6,812.2人、必要求人医師数は639.5人となっており、倍率は全国平均である1.11を下回る1.09です。
全国的にみても千葉県は医師不足が深刻な地域なので、医師の募集や確保が急務となっています。そのため千葉県では、新しい医療体制を確立する取り組みを積極的に行い、医師のキャリアアップや働きやすい環境づくりにも力を入れています。経験に合わせた就業先が見つけやすい地域でもあるので、ぜひ一度求人をチェックしてみてください。
千葉県の二次保健医療圏は「千葉」「東葛南部」「東葛北部」など9つの医療圏に分割されます。千葉県の病院数は人口10万人当たりで4.6(全国平均6.7)、医療施設従事医師数は182.9(同233.6)といずれも全国平均を大きく下回り、このため千葉市を中心とする千葉医療圏、また東京都への医療依存が顕著化しています。
こうした状況を受けて、千葉県は限られた医療資源を効率的に活用するため、疾病・事業ごとに各医療機関の連携と役割分担を明確化しています。このため、「千葉県共用地域医療連携パス」という、急性期から回復期、在宅に至る治療経過と担当する医療機関を明確化したしくみを制度化し、がん、脳卒中、急性心筋梗塞および糖尿病の4疾病について「循環型地域医療連携システム」を構築しています。
また、千葉県では在宅医療の推進にも注力しており、こうした医療分野に対しても医師の拡充を積極的に推進しています。首都圏一円、また広域から転職を希望する常勤医に対しての求人募集も盛んに行われています。