愛知県は「名古屋(名古屋市)」「海部(津島市ほか)」など12の二次医療圏を有します。平成25年から5カ年にわたる『愛知県地域保健医療計画』を実施し、5疾病と5事業、さらに在宅医療の医療連携体制の構築に注力していますが、平成26年に計画の見直しを行い、精神保健医療対策、災害医療対策、がん対策をさらに強化しました。
愛知県には名古屋市をはじめ大都市が多く存在することから、医療資源にも恵まれている印象がありますが、平成26年12月31日現在、人口10万人に対する医療施設従事医師数は202.1人となっており、全国平均の233.6を大きく下回ります。人口当たりの偏差値も総病床数、一般病床数、全身麻酔件数などほとんどが全国平均を下回っているのが実情です。愛知県では県下各地に高機能病院を分散させるなど、効率的に医療を提供することによって医療資源の少なさをカバーしています。各医療機関では常勤医を中心に活発に求人募集を行っており、県外からの転職希望者に対しても好条件の案件が多いです。
愛知県の医師の平均年収は以下の通りです。
性別 | 愛知県 | 全国 | 愛知県-全国 |
---|---|---|---|
男性 | 1351万円 | 1227万円 | 124万円 |
女性 | 1373万円 | 1016万円 | 357万円 |
愛知県の求人理由は以下の通りです。
求人理由 | 愛知県 | 全国 | 愛知県-全国 |
---|---|---|---|
退職医師の補充 | 20.00% | 17.50% | 2.50% |
現員医師の負担軽減(患者数が多い) | 33.80% | 27.80% | 6.00% |
現員医師の負担軽減(日直・宿直が多い) | 10.00% | 16.20% | -6.20% |
休診中の診療科の再開 | 2.10% | 2.30% | -0.20% |
休棟・休床している病棟・病床の再開 | 0.90% | 2.20% | -1.30% |
外部機関からの派遣等から医師確保へ | 7.30% | 8.40% | -1.10% |
救急医療への対応 | 13.10% | 14.10% | -1.00% |
正規雇用が望ましい | 10.60% | 8.40% | 2.20% |
近々医師の退職の予定があるため | 2.30% | 2.90% | -0.60% |