- 400床超の大規模病院が50施設、診療所数も全国平均の2倍で多様な選択肢あり
- 愛知県は本州の太平洋側、東海地方に位置し、四季を通じて温和な気候です。大都市・名古屋市もあり、ショッピングからレジャーまで幅広く楽しめます。
愛知県には、約330の病院があります。全国の平均施設数が約180施設なので、それを大幅に上回っていることが分かるでしょう。一般診療所の数は約5,000施設となっており、これも全国平均を大きく上回ります。
大中小いずれの規模の病院/クリニックもみつかりやすいので、数多くの選択肢から自分の希望に沿った求人を選ぶことができるでしょう。人口228万人を超える名古屋市を擁する愛知県。中京工業地帯の中心地で、自動車産業で有名な豊田市もあります。
医師求人が多く集まるのは名古屋市ですが、名古屋市、豊田市を含めて人口30万人以上を数える市が6つ(豊橋市、岡崎市、一宮市、春日井市)あります。人口10万人規模の中規模都市も複数あるため、他の地域に目を向けてもよいかもしれません。
各都市に中核施設となる大病院が配置されていて、400病床を超える大規模病院の数は約50施設。全国平均が17施設なので、いかに大規模病院が集中しているかが分かるでしょう。有名な大規模病院としては、名古屋大学医学部附属病院、病床数が1,400を超える藤田保健衛生大学病院、愛知医科大学病院などの大学病院があります。
診療所の数は約5,000施設。これは全国平均の2倍以上です。大規模病院で最先端医療を学ぶか、それとも診療所やクリニックでアットホームな働き方を実現するのか、自分の理想とする働き方やキャリアプランに合わせて選択してください。
愛知県の医師の平均年齢は49.8歳、これは全国平均(49.4歳)よりも若く、とくに若年層の女性医師が活躍しています。大学病院を中心に、出産や育児で一時退職しても再就職や短時間勤務ができるように支援している病院もみられ、女性にとって働きやすい職場作りが進んでいます。
愛知県は「名古屋(名古屋市)」「海部(津島市ほか)」など12の二次医療圏を有します。平成25年から5カ年にわたる『愛知県地域保健医療計画』を実施し、5疾病と5事業、さらに在宅医療の医療連携体制の構築に注力していますが、平成26年に計画の見直しを行い、精神保健医療対策、災害医療対策、がん対策をさらに強化しました。
愛知県には名古屋市をはじめ大都市が多く存在することから、医療資源にも恵まれている印象がありますが、平成26年12月31日現在、人口10万人に対する医療施設従事医師数は202.1人となっており、全国平均の233.6を大きく下回ります。人口当たりの偏差値も総病床数、一般病床数、全身麻酔件数などほとんどが全国平均を下回っているのが実情です。愛知県では県下各地に高機能病院を分散させるなど、効率的に医療を提供することによって医療資源の少なさをカバーしています。各医療機関では常勤医を中心に活発に求人募集を行っており、県外からの転職希望者に対しても好条件の案件が多いです。