現在、日本における開業医と勤務医の割合は4:6で勤務医が多い状況です。平均年収を比較すると、勤務医の平均年収は約1,600万円といわれていますが、開業医の平均年収は約2,600万円です。約1,000万円の差があります。このほか、開業医には「自分の病院がもてる」「患者との距離が近い」「休日や仕事時間を自分で調整できる」「定年がない」など多くのメリットがあります。そのため、勤務医として仕事しながらも「開業したい」と考える医師は多いようです。ただし、開業までにはお金も手間もかかります。そこで、病院やクリニックの中には開業サポートをうたった求人が増えてきました。「開業支援あり」求人の主な特徴には、「開業までのスキルを学びやすい」「専門医資格を取得しやすい」「開業を前提にしているので辞めやすい」「同じ職場に開業を志す仲間がいて、開業に役立つ情報を収集しやすい」などが挙げられます。「将来のために開業の知識を身につけたい」と考えるなら、まずは開業支援ありの転職先で働いてみてはいかがでしょうか。