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 > 〔1時限〕ちょっと特殊な、医師のフトコロ事情

【第8回】医師の未来設計書

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夢はお医者さん!でもその後は何を目標にしたらいい…?
一人前の医師になるのは一般的に30歳前後。それでも、結婚資金に子どもに家に保険…、日常ではなかなか意識できない「将来の出費」は、医師にも当然降りかかってきます。医師ならではの人生設計やコスト管理についてのポイントを、フィナンシャルプランナーとして活躍する講師に教えていただきます。

赤根 琢哉

赤根 琢哉(あかね・たくや)
1955年神戸市生まれ。15年間出版社に在籍した後、アリコジャパンへ転職。
その後、保険会社の社員としてではなく、金融機関に属さず、さらにお客様の立場に近づき、中立的立場で取扱会社を選択できる独立系の代理店になりたいと思い、2001年1月にアリコジャパンから独立し、タックブレインFPオフィスを立ち上げ、現在に至る。

スマートDr.養成講座 第8回 医師の未来設計書

〔1時限〕 ちょっと特殊な、医師のフトコロ事情

■ 医師が持っている二つのオサイフ
ある統計によると医師の平均年収は、勤務医1200万円、開業医2500万円となっています。しかし、実際の年収はこれより多いはずなのです。これには医師の二つのオサイフが関係しています。
先ほどの統計数字は、あくまでも医師一人の年収であり、世帯の年収ではないのです。例えば個人開業医の場合は、日頃から仕事を手伝っていただいている、奥様などの家族に給料を支払うことができ、一定の要件を満たせば、それを経費処理することができます。これを専従者給与といいます。
つまり、開業医師の働きによる実質の年収の額は、医師本業の年収に二つ目のオサイフ、奥様の専従者給与を足したものになるのです。

では、一人医師医療法人の場合はどうでしょう? 医療法人の場合、その多くは、奥様などの家族が理事に就任しており、それに対して報酬を支払うことができます。ここでも医師の働きに対して複数のオサイフが実質の世帯年収として足されるのです。さらに多くの場合、院長の老後資金は、給料として払いださずに、法人に役員退職金の支払い準備金として内部留保されているため、実質の生涯収入はさらに多くなります。
それでは、勤務医の場合ですが、こちらは皆さんご存知のように給与以外の収入、謝礼がもらえる方がいるということです。謝礼が結構な金額になる方もおられることでしょう。
このように、医師は統計に現れる以上の収入があることが多いのです。

■ 「お金持ちに見える」と「お金持ち」は反対語?
このタイトルは?となった方も多いのではないでしょうか?
実は、「お金持ちに見える」事と、「お金持ち」とは全く別のことで、統計によると「お金持ちに見える」人のほとんどは「お金持ち」ではないのです。
億万長者の研究で有名なトマス・J・スタンリーという人がいます。彼によりますと、億万長者のうちの2%であるスーパーリッチを除けば、ほとんどの億万長者はお金持ちに見えない生活をおくっているそうです。例えば彼が調査したアメリカの億万長者の5人に1人の時計はセイコーで、42%の人がプレゼントされた時計を使っており、クルマの平均購入費用は3万1000ドルだったそうです。億万長者は、費用効率の良い2年落ちの中古車を好むのだそうです。
また、彼の調査によると、医師や弁護士などの知的エリートは消費傾向の強い人種であるそうです。確かにこれらの方々は高い収入を得ている場合が多いのですが、「収入は財産に関係があるが、財産そのものではない」ので、使えば使うほど億万長者から遠ざかるということになるのです。

■ 意外と貯めにくい医師のフトコロ事情
消費傾向が強いとされる医師ですが、例えば医師の慶弔費にかける金額は、平均を大きく上回っていますし、外国車の所有率も非常に高いものとなっています。医師の場合はどうしても「医師なんだから」というバイアスが、世間からも自分自身からもかかりがちです。
この様に医師の場合は、日常的に高額の出費になりがちですが、この上にお子様の医大進学の教育費がのしかかってきます。前項でお話ししました様にアメリカの億万長者は、目立たぬ暮らしぶりのなかで効率的に財産を築いた方が億万長者になっていました。このお金持ちの原則はどの国でも変らないでしょう。
医師が高額な出費になりがちであることをご自分で知っているだけでも、今後の支出の捉え方に違いが出てくるのではないでしょうか。