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 > 〔1時限〕指導医に質問するタイミングがわかりません

【第2回】劇的コミュニケーション before after

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患者さんとのコミュニケーションはもちろん、病院も組織の一部である以上、指導医や先輩医師、同僚との人間関係など、多種多様な場面でコミュニケーション能力が必要とされます。心理学的アプローチで数々の企業の研修・講演を手掛ける講師から、院内で使える実践的コミュニケーション術を学びましょう。

前田京子(まえだ・きょうこ)
1966年埼玉県生まれ。Leap Creation 前田京子カウンセリング事務所代表。
「人・自分活き活き~命の発揮~」と「コミュニケーションをシフトして22世紀に命をつなぐ」を理念にその人の可能性を引き出す実践的スキルの提供と最新のコミュニケーションの観点、実践を個人・企業・組織に向けて提供。多くの講演、企業研修を手がける。著書に『15才から始まる人生設計ノート』『ビジネス女子力』ほか、TV出演も。

〔1時限〕 指導医に質問するタイミングがわかりません

コミュニケーションは「聴く」ことが本当に大切です。ただ、簡単そうで意外と難しい「聴く」行為。研修医のみなさんも、例えばこういった悩みを抱えたことはありませんか?

「いつも丁寧に指導をしてくれる指導医の先生。少しでもわからないことがあれば、すぐに質問しているのですが、ある時、あまりにも質問しすぎたのか少し不機嫌になってしまいました。質問することは良いことだと思うのですが、何か配慮が足りなかったのでしょうか…。」

■ まずは「聴きとる」ことから
指導を受けるときの「聴く」はメモをとりつつ、「はい」「ええ」「なるほど」と一度全てを聴きとりましょう。わからないことは、最後にまとめて質問をします。途中で訊き返すことは、指導医の先生の話を遮ることになります。場合によっては、指導する意欲を失わせてしまうことにもなりかねません。もしくは、「ありがとうございました。後ほど、あらためて質問させてください。」と依頼して、自分なりに調べたり理解を深めてから質問しましょう。

■ 「聴く」ことを妨げるものとは?
「聴く」ことが簡単なようで難しいのには理由があります。それは「聴く」ということは情報を自分に入れること、つまり脳への刺激です。この刺激によってあなたの中で反応が起こり、「聴く」妨げとなることがあります。例えばこんな反応です。

  • ・ 追体験=自分の過去を回想して、「同じようなことが自分の経験にあっただろうか?」と思い返す反応
  • ・ 解釈=聴いていると同時に自分の考えがわいてきて「AということはBということと同じかな?」と思う反応
  • ・ 意見=相手に対して「もっと要点を整理して話をするべき」などと意見を言いたくなる反応
  • ・ 苛立ち=時間がない、他にやることがあるなどイライラしてしまう反応
  • ・ ディスカウント=相手の話に対して「以前もこの話聴いたことがある」と適当に聞き流そうとする反応
  • ・ 抵抗=「この話は自分には難しすぎて理解できないだろう」という反応

「聴く」ことを妨げるものは、このような内的反応なのです。

■ 「そのまま聴く」ことが大切!
内的反応は誰の中にでも起こります。しかし、その反応に意識を向けるのではなく、反応を横に置き、「聴く」ことに意識を向けましょう。指導を受ける場合は、自分の様々な反応、特に「相手の言葉を理解できない」という反応や「わいてきた自分の考え」は横に置き、一言一句を「そのまま聴く」ことが理解への第一歩です。イメージとしてはインストールするように、トレースするように聴くのです。指導医から話を聴くとき、「自分の内的反応にばかり意識を向けるのか」それとも「そのまま聴くことで、医療に貢献することに意識を向けるのか」を自分で自覚することにより選択が可能です。コミュニケーションの基本は「聴く」こと。その「聴きかた」は自分の意識によって上達することができるのです。