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 > 〔4時限〕問診編 勝負は最初の10秒!

【第1回】プレゼンテーション「アナウンサー直伝 しゃべりのテクニック」

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学会やカンファレンス、回診に問診など、医師にはさまざまなプレゼンテーションの機会があります。元アナウンサーで数々のテレビ・ラジオ番組に出演経験のある講師から、「伝わるプレゼンテーション」「魅せるプレゼンテーション」について学びましょう。

梶原 しげる(かじわら・しげる)
1950年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、文化放送のアナウンサーになる。1992年からフリーになり、司会業を中心に活躍中。東京成徳大学客員教授(心理学修士)。シニア産業カウンセラーなどの資格を持つ。著書に『口のきき方』『すべらない敬語』『梶原しげるのプロのしゃべりのテクニック』ほか。
オフィシャルサイト:http://www.tv-cruise.com/kajiwara/

スマートDr.養成講座 第1回 プレゼンテーション「アナウンサー直伝 しゃべりのテクニック」

〔4時限〕 問診編 勝負は最初の10秒!

人と人が出会うとき、第一印象がどれほど大切かはみなさんもおわかりだと思います。医師と患者さんの場合は、初診が出会いの場ですね。患者さんの中には、困難を抱えて嫌々病院に来た人たちもいます。そういう人たちの気持ちをどう解きほぐすか。ずばり勝負どころは「最初の10秒」です。
患者さんが入室して来たら必ず相手の顔を見て「こんにちは」と挨拶をすることが大切です。
朗らかな笑顔で「待ちましたか」「どうなされました」と語りかけてください。時間にしたらほんの10秒か15秒です。これだけで患者さんは「この先生、いい感じだな」と思ってくれるのではないでしょうか。あとは軽く天気の話でもしてから主訴について聞き出します。そこに至るまでの時間はそう長くはありません。
よく3分間診療は良くないと言われますが、ワンセット何十分のカウンセラーと違って、医師はそれをやらざるを得ないのです。でも、この3分間は接し方次第では5分にも10分にもなるんですね。

ポイントは相手の話を遮らないこと。経験から「これは○○だな」と瞬時に判断できたとしても、患者さんには「ひょっとしたら重大な疾患なのかも」という不安があったりします。話を途中で遮ると相手は「あのことについても訊きたかったのに」と不満に感じてしまうかもしれません。 問診の最後には「ほかに気になることはありますか」と尋ねることも気配りのひとつです。
また、医師には「触診」というコミュニケーション手段があります。病気の人にとって医師の手は頼もしいものです。患部を探ったり血圧を測るといった本来の目的もさることながら、ふれあうことで患者さんとの関係を深めてみてください。

連載の最後に私自身の体験を話しましょう。
ある医師のところに行ったときのことです。診察を終えた先生が「なにかあったらいつでもかけてくださいね」と携帯電話の番号を教えてくれました。これには感激しました。
患者とのラポールを構築するにはこんな方法もあるのですね。

アナウンサー、心理カウンセラーとしてそれなりに多くの人と接してきた私ですが、医師という仕事は自分などには計り知れない重い責任を持った職業だと感じています。
これから医療の現場に赴くみなさんには「話し方」もさることながら、笑顔や居住まい、そして触診といった非言語もフルに活用して、患者さんに信頼されるプレゼン能力に長けた医師になっていただければ幸いです。