DtoDレジデントは、総合メディカルが運営する、医学生・研修医向けの総合キャリア情報サイトです

DtoDレジデントロゴ

医療機関の方へ

無料登録 会員登録

会員登録の4のメリット

会員登録の4つのメリット

詳しくはこちら

  • 医師のための転職・開業支援サイト
  • 日系メディカル×DtoD総合メディカル
  • 島根県の医学生・研修医向け情報
  • 都道府県別 研修医・医学生向け支援情報
  • 総合メディカル株式会社では、最も安全性の高い256ビット版SSLを使用しております
  • 総合メディカル株式会社はプライバシーマークを取得しております

 > 

 > 

 > 〔4時限〕【貯金の目安】貯金の目標として目指すべきは…

【第11回】研修医時代から始める貯金生活宣言

スマートDr.養成講座一覧はこちら

貯金はしたいけれど、なかなか思うように貯まらないとお悩みの方は、世の不況を反映して増えるばかりのようです。貯えを作るということが難しいのは、所得の大小を問わず誰でも同じです。周囲からは高収入の職業と見られるドクターであっても、貯金が得意な方ばかりではないでしょう。
そこで今回は、5,000件以上の「お金の問題児さん」のさまざまなケースに一緒に向かい合ってきた、ファイナンシャルプランナーで「家計再生コンサルタント」の私が、研修医のみなさんに向けて、貯金を作るためのコツとテクニック、そしてお金と向き合う時に気に留めていて欲しいアドバイスをさせていただきます。

横山 光昭

横山 光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー、株式会社マイエフピー代表。
家計の借金・ローンを中心に盲点を探り、抜本的解決・確実な再生をめざす。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、これまで5,800人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズは累計45万部を突破。近著に『「これ」で、貯めてもらいます。-5500人超の家計を再生させた横山式貯金術100本ノック』(徳間書店)など。

〔4時限〕 【貯金の目安】貯金の目標として目指すべきは…

■ 貯金のひとまずの目標は、月収×6か月分。
前回までに、貯金生活に必要な心構えとその実践のポイントをご紹介してきました。自分の使っているお金を把握して、固定費の削減を含めた節約をすれば、これまで貯金ができなかった人も体質改善が進み、「貯金体質」になっていくでしょう。
お金を使う目的がある人は、その目標額に向かって貯めていきましょう。
では、具体的な目的がない場合のお金はどれくらいまで貯めればいいでしょうか。もちろん、多ければ多いほどいいということになりますが、ひとまずの目安としては、年収の半分(給料の6ヶ月分)を目指してみましょう。

(例)月の手取り収入:30万円の場合 ⇒ 貯金目標額180万円(年収の半分)

多くの家計相談を受けてきて、ここまで貯めることができれば、1つのステージを越えたと言えます。
年収の半分が貯金できると、人はなぜか変わってきます。ご自分の金銭感覚に自信がついてくるのです。
ではなぜ年収の半分が一つのステージになるのでしょうか? なぜなら、年収の半分の貯金があると、職場や専門を変えようと思ったときなどに気持ちに余裕がある分、選択肢が増えると同時に、考える時間を十分にとることができるのです。つまり、人生において、一つのリスクマネジメントができたことになるのです。

■ 年収の半分を貯めるための月々の貯金額とその期間
では、年収の半分を貯金するために、毎月どれくらいの金額を貯金に回せばいいでしょうか。この目安となるのが、手取り収入の16.7%という数字です。

(例)月の手取り収入:30万円の場合 ⇒ 月の貯金額:16.7%の約5万円

これを続けていくと、36か月後の3年後に手取り年収の半分180万円が貯まるのです!
単純な数字の目安ではありますが、これを気にとめておくだけで、さほど無理をせずに年収の半分が貯金できるということになります。お給料が入ったら天引きでこの一定額を毎月貯金してしまうという方法もよいでしょう。

■ 貯金は未来の自分へのプレゼント!
さて、年収の半分という金額を貯金できたということは、人生に一つのリスクマネジメントができたということだけではなく、あなた自身にお金を管理する力がある程度ついてきたということです。ここから先は、興味のある方は「お金を殖やす」といった投資などを視野に入れてもいいと思います。ただし、リスクのない投資はありません。投資を考えていく場合、ある程度、知識や情報を得た上で、常に自分の中で一定の予算を決めて行うようにしましょう。

さて、講義の最後になりますが、これをご覧の研修医のみなさんは、医療という仕事を通して、患者様の命や健康を守ること、またはご家族を守ることにプライオリティをお持ちだと思います。そして、中には「お金のために働くのではない」「お金は関係ない」とお考えの方もおいでかもしれません。しかし、これから何をするにもお金とのつきあいは決して切れることなく続きます。
私は日頃「貯金力=人生変化力だ!」と言っています。お金は、これからの未来をよりよくしていくための道具です。そう考えると、貯金は未来の自分に対しての何よりのプレゼントになるはずだと思います。
これから医療の世界を背負って立つみなさんが、より有意義な未来を創るために、楽しく充実した貯金生活を送ってくださることを願っています。

■ これだけはやってはいけない! お金の落とし穴
今回は「貯金」についてお話ししてきましたが、車や家などの大きな買い物をするときなど、人生では「お金を借りる」という場面にも直面することでしょう。そんなときには、知らないうちに罠に陥ってしまう、お金の落とし穴があるということも心に留めておいてください。

  • (1) 連帯保証人
    自分は借金をしなくてもお金を借りた人とまったく同じ立場になります。
    借りた本人が返済できない時に代わりに払う立場というのも少し違います。貸した側は借りた本人が返済不能になっていなくても、連帯保証人に返済を請求できる。いわば人的担保の制度なのです。身内や知人に「絶対に迷惑はかけないから」と言われても避けてください。いざという時、なくすのはお金だけでなく、その方とのご縁さえ失ってしまうのですから。
  • (2) 不動産担保ローン
    通常のローンよりも金利が高く、高額の融資を受けられる可能性があります。担保価値のある自宅(持ち家)などの不動産がある場合、安易に利用を考えがちですが、返済できなければ担保に入れた不動産を失ってしまいます。またこのローンを利用すると「個人再生」という借金解決法を利用しても、その不動産を守ることができなくなるという点も要注意です。
  • (3) ローン
    住宅ローンや自動車ローンなど、ローンには多様なものがありますが、どんなローンでも一度ローンを組むと返済が終わるまで、買ったものを途中で手放すことが困難になります。
    特に、金額も大きく、返済期間も長い住宅ローンの場合など、買ったときは新品であっても買った途端に中古となり、物件価値は一気に下がるため、ローン残高がその物件の価値より大きくなります。その状態ではその物件を売っても借金だけが残ってしまうのです。
  • (4) 現金化(買取屋による転売)
    「ショッピング枠を現金化!」「カードで現金」という看板をご覧になったことはありませんか?
    これは、クレジットカードで買い物をさせ、その品物を購入代金よりも安く買い取られる仕組み。事実上の高利貸し。「転売」にあたり、場合によっては違法行為にもなります。
  • (5) 一本化(おまとめローン)
    雑誌やスポーツ新聞などいたるところに借金返済が楽になるかのような宣伝がありますが、「金利0.9パーセントで融資額500万円まで」「最大12ヶ月無利子、貸し渋りなし、即日融資」というようなことが書いてあるのは、例外なく悪徳業者です。
    銀行で一本化も実施されていますが、審査はかなり厳しく、返済も極端に楽になるわけではありません。

横山先生の本横山先生の本

横山先生の本
『「お金が貯まらない!」が治る本』(PHP文庫)
『「これ」で、貯めてもらいます。-5500人超の家計を再生させた横山式貯金術100本ノック』(徳間書店)