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研修医相談室 【第4回】

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アンマッチになった場合、すぐ他の病院に連絡をとるべきでしょうか。
また、他の大学で初期研修を受けると、出身母校に戻りづらいのですか?

研修医イメージイラスト

医学部6年生ですが、来春からの臨床研修を行う研修先を決める今回のマッチングで、出身大学を希望していたのですがアンマッチになってしまいました。現在も初期研修を他の大学で行うのか、地方の市中病院にするのか迷っています。やはりアンマッチになった場合は、すぐ病院に連絡をとるべきでしょうか。それとも国家試験後にできる空きを待つべきなのでしょうか。アドバイスをお願いします。また、後期研修では出身大学に戻り入局したいと考えていますが、他の大学で初期研修を受けた経歴があると、入局の際に良く思われないこともあるのでしょうか。

坂東先生の回答

希望する研修医療機関があれば、早めに連絡をとったほうが良いでしょう。
他の大学で初期研修を受けたからといって、出身母校に戻りづらいことはありません。
初期研修で「自分は頑張った」という自信をつけることが大切です。

希望する病院の定員に空きがある場合は早めに連絡をとったほうが採用の可能性が高くなります。希望先が決まらないなら、じっくり選んで次のマッチングまで待っても良いでしょう。

一番大切なのは、自分が頑張れると思える研修医療機関で研修を受けることです。母校の大学病院以外の研修医療機関にも、それぞれ研修内容に特徴があると思います。例えば、自治医科大学は大学病院といえども、一次、二次医療も含めた幅広い医療を行っています。大学病院は難病に対する高度医療ばかり行っているイメージがあるかもしれませんが、大学によって診療の守備範囲はずいぶん異なりますので、大学病院か市中病院かに分けて考えずに、個々の研修病院の内容をよく調べてから決めたほうが良いでしょう。

他の大学病院で初期研修を受けると、出身大学に戻りづらくなるということは、まずありません。どこの大学でも若い医師は大歓迎です。逆に、戻りづらいと感じるようなところがあれば、そんな大学には戻らないほうが良いでしょう。出身大学を出るということは、新しい環境で新しい出会いがあり、また、さまざまな経験をし、さらに一歩前進できるチャンスでもあります。一度外に出たら戻りづらいということはあり得ないと思います。

坂東政司先生
自治医科大学
内科学講座 呼吸器内科学部門 准教授
自治医科大学附属病院
卒後臨床研修センター長
徳島大学臨床教授 坂東政司先生

むしろ、自分が初期研修でどれだけ頑張るか、チャレンジするかのほうが大切です。後期研修の面接を受けるときに、自分はこれだけのことを初期研修でやってきたと自信をもって言えるならば、大いに歓迎されるでしょう。出身大学以外の病院でのさまざまな経験を経て、どこででもやっていけるという自信が身に付くと思います。そうした内面的な充実感は、必ず後期研修の面接担当者に伝わります。初期研修で思う存分やってきた自信があって、将来何がやりたいかがデザインできている人は、目力が違います。とりあえず初期研修が終わったので、なんとなく流れで後期研修を受けようという心構えの人とは、まったく違うのが一目でわかるものです。

母校を離れている間は、母校に残った仲の良い同級生と定期的に情報交換をして、どんな研修を行っているのかを知っておくと良いでしょう。自分の今の研修と比較しながら、足りないところは取り入れていくことができます。横のつながりは大事にしておいたほうが良いと思います。

後期研修で母校に歓迎される存在になるかどうかは、初期研修での取り組み方次第、つまり自分の努力次第なのです。

自治医科大学の臨床研修にはどんな特徴がありますか?

卒業生がすべて出身県に戻るので、外部からの研修生のみで自由に学べるのは当大学だけです(栃木県出身学生を除く)。豊かな自然があふれ、フィットネスルームを備えた新たな宿舎も近々完成予定です。

当大学は1974年の開設当初から全国から研修医を募集し、すべての科をローテーションする形の研修を行ってきました。新臨床研修制度が発足する以前から、いまの研修システムを継続してきた土壌があります。当大学の卒業生は出身地に戻ってしまいますから、研修医は60名すべてが他大学の出身です。他の医学部では多いところでは6割が卒業生のケースもありますから、多少の慣れ合いもあるかもしれません。その点、当大学では、医学部6年間とはまったく違った人たちと学んでいくことになり、医学部からの人間関係をひきずることもなくゼロからのスタートが可能です。そういう意味ではそれまでの生活をリセットする貴重な経験になるのではないでしょうか。

坂東政司先生

研修プログラムは、一次、二次、高度先進医療まで幅広いレベルにおいて、数多くの臨床経験を積むことができる内容になっています。国際的にも通用する医学知識や技術が習得できるよう、数多くの研修医向け症例検討会やカンファレンスを準備しており、2年間で基本的な総合力が養われます。総合的な診療力は、総合医を目指す人だけでなく、専門医を目指す場合にも重要なことだと思います。初期研修終了後は、引き続き各診療科での後期研修制度による専門研修や地域医療プログラム、大学院進学など幅広い進路が選択できます。

研修風景

当大学は研究でも定評があり、生命科学分野での論文引用率が全国3位であるなど、数多くの世界的研究を行っています。日々の臨床から生まれた疑問を研究に結び付けていき、それをさらに臨床に活かしていく。目の前の患者さんを診て、疑問に思ったことを、どう解決すればいいのか、リサーチをするマインドが重要だということを研修の早い時期から経験しておくことは、今後の長い人生において可能性を広げるきっかけになることでしょう。私がよく研修医に言うのは、目先のことばかり考えるのではなく、一見ムダのように思えることの中に将来役に立つ経験が潜んでいるということです。例えば基礎医学の英文を読むことも、考えるプロセスとして大事なこと。医師としての物の考え方は必ず深くなっていくはずです。

研修風景

また、最新の医療用シミュレーターを備えたメディカルシミュレーションセンターでの実技指導も新たに開始しました。ここでは、さまざまなシミュレーターを用いて、中心静脈穿刺、気管挿管、胸腔ドレナージなどの外科的手技や直腸診など診療技術のスキルアップが行えます。また、国内外随一の大動物実験施設を有する先端医療技術開発センターでのトレーニングも可能です。

年末に完成予定の研修医施設はワンルームマンション形式で、研修生の意見を取り入れ、1階にはマッサージチェアやルームランナーのあるフィットネスルームなどを設ける予定です。都心からも電車で約1時間ほどの緑の豊かな広大な敷地の中で、ゆったりとした研修生活を送ることができます。"研修医のみなさんが、『自治医大附属病院で臨床研修を行って本当に良かった』と思える最高の環境を提供しよう"、を合言葉にスタッフ一同、全国からの研修生を心より歓迎します。